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Re: /Ports/mac68k/history.html



添削野郎です。

On Tue, 29 Jun 1999 00:29:23 +0900, ami <ami@fsinet.or.jp> wrote:
> <!-- http://www.NetBSD.ORG/Ports/mac68k/history.html -->
> <html>
> <head>
> <!-- Copyright (c) 1996, 1997, 1998
> 	The NetBSD Foundation, Inc.  ALL RIGHTS RESERVED. -->
> <link rev="made" href="mailto:www@JP.NetBSD.ORG">
> <title>NetBSD/mac68kの歴史</title>
> </head>
> <body bgcolor="#FFFFFF" text="#000000">
> 
> <h1>NetBSD/mac68kの歴史</h1>
> 
> <p><a href="../../People/Pages/briggs.html">Allen Briggs</a>が
> <a href="../../Releases/formal-1.2/index.html">NetBSD 1.2</a>
> のリリースまでNetBSD/mac68kのポートをメンテナンスしていました。
> 彼はこの役目を<a href="../../People/Pages/scottr.html">Scott Reynolds</a>に
> 1.2のリリース同様、効果的に引き継ぎました。
  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
「1.2 リリースの時点で」です。

> NetBSD/mac68kの起源に関するAllenの物語です:</p>

「Allen の」というよりは「Allen による」物語といった方が適切だと思います。
が、Allen が書いたという記述はないのではっきり断言はできないか。

> 
> <p><em><big>昔</big>々...</em> </p>
> 
> <blockquote>
> <p><a href="../../../www.alt.net/~grantham/index.html">Brad Grantham</a>は
> きちんとしたインターフェース、ツール、ケーパビリティーを持ったクールで

「ケーパビリティー」は訳しませんか? 「機能」ではどうでしょう。

> 安価なワークステーションは、とても楽しく作って売ることができるだろうし、
> 世間が必要としているものだという考えにたどり着きました。

> そこで、何人かの友人に話し、中古のMac IIのために本当に安価なUnixを売って
> お金を作って、素晴らしい第一歩を踏み出しました。

この部分は、

     Well, he
     started talking to some friends and they decided that a nifty first
     step would be to make some money by selling a real cheap Unix for
     the old Mac II's

ですから、直訳すれば「彼は友人達と相談を始め、最初の第一歩として、すごく
安い Unix を古い MacII 用に売り出してお金を作ることがいいという結論に達
した」という意味なので、この訳だと本当に売り出してしまったことになるので
ちょっと違います。実際には彼らは何も販売はしていないはずです。

> (このUnixはVirginia Techで数年間CS専攻のために必要でした--基本設定は?
> 80MBのハードディスク、2MBのRAMに、A/UX 1.0/1.1--のちに2.0にアップグレードされる--
> でした)</p> 
> 
> <p> この時、Berkeley Networking Release 2 (Net/2)がインターネットで入手でき、
> 386BSD 0.0がリリースされたばかりでした。これはスタートに手ごろな条件に思われました。
> Bradと<a href="../../../tofu.alt.net/~lk/index.html">Lawrence Kesteloot</a>は
> --ハサミムシを殺してストレスを発散しながら--たくさんの時間と努力により、
> システムをほぼ動作するようにしました。
> 彼らはシステムをシングルユーザモードまで持ってきましたが、後にChris Caputoが
> 打開するスランプに当たりました。

「彼らは…まで持っていきましたが、壁につきあたりました。これは後に 
Chris Caputo が打開することになります。」とか

> Chrisもまたシステムがセルフホスティングし、きちんとした速度でSCSIの読み書きをできるように
> するという重要な仕事をしていました。

「was doing」ではなく「did」なので「していました」ではなく「しました」の
方が適切でしょう。また、self-hosting は「自立」くらいに訳してしまった方
が意味が通じやすい気がします。

> このころ、386BSD 0.2から生まれたたくさんの噂がありましたが、

386BSD 0.2 というのシステムは噂ばかりで結局リリースされなかったと記憶し
ています。ですから、386BSD 0.2 についての噂というのはあり得ますが、存在
しないものから噂が生まれるというのは多少無理があるかも。

> どこかに行ってしまいそうな、NetBSDという新しいシステムもありました。

これは、「どこかに行ってしまいそうな」ではなく、「何やらものになりそうな」
とでも訳した方がいいでしょう。「going(getting) nowhere」というのは、どう
にもなりそうにもないものを揶揄する表現です(から nowhere ではなく 
somewhere に行くなら、これは見込みがあるということ)。

> Chrisはすでに存在するコードをNetBSDの0.8リリースに併合させはじめました。</p> 
> 
> <p> そしてその夏(1993年)、いくつかの変化がありました:
> Lawrenceは大学院に進学しました;ChrisはMicrosoft社に入社し、結婚しました;
> Bradはカリフォルニアに引っ越しました;そして、<a href="../../People/Pages/briggs.html">
> Allen Briggs</a>とMichael Finchがやじ馬のようにぶらぶらするのをやめ、
> システムに専念し始めました。
> NetBSDが0.9になる時まで、MacBSDをNetBSD 0.8に併合させ続けました。
> その年のクリスマス、BradとLawrenceが戻ってくると、Mikeと一緒にMikeのアパートで
> ハッキングセッションをしました。
> これにより、若干多くのシステムをサポートし、一般に儲けになるものだと考えられました。</p>

「Good Thing」は「儲け」ではなく「良いもの」という意味です。日本語でぴっ
たりくる表現が思いつかないのですが。

> <p> Allenは責任をもってmac68kのコードを今日まで保守しつづけ、改善をしたり、
> 時々あたえられる変更に溶け込ませる間も、なんとかやってきました。 </p>
  ^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^
「時々寄せられる変更を取り込みつつ」くらいの方がいいと思います。

> </blockquote>
> 
> <h2>MacBSDの初期リリースに含まれる引用</h2>
[以下略]

とこんなところで。

中田 健 <kenn@synap.ne.jp>