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Documentation/netbsd/wscons.list
- Subject: Documentation/netbsd/wscons.list
- From: Yuji Yamano <yyamano@kt.rim.or.jp>
- To: www-changes-ja@jp.netbsd.org
- Date: Wed, 08 Mar 2000 12:15:18 +0900
- Message-ID: <874saiqhix.wl@kt.rim.or.jp>
- Delivered-To: mailing list www-changes-ja@jp.netbsd.org
- Mailing-List: contact www-changes-ja-help@jp.netbsd.org; run by ezmlm-idx
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こんにちは。
wscons.list に 1.10 の変更を反映しました。前のバージョンとの diff が
大きく、ほとんどサイズがかわらないので、全文をはりつけておきます。
-- やまの @ 広島
<html>
<head>
<!-- Copyright (c) 1999, 2000
The NetBSD Foundation, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. -->
<!--
== By Chris Jones
-->
<link rev="made" href="mailto:www@JP.NetBSD.ORG">
<title>WSCONS FAQ</title>
</head>
<body bgcolor="#FFFFFF" text="#000000">
<HEADING>NetBSD wscons FAQ
<LIST>
<SECTION> wscons コンソールドライバー
<ENTRY>wscons wscons とは何ですか?
wscons は、NetBSD のプラットフォーム独立なワークステーションコンソール
ドライバーです。これを書いている現在、すべてのプラットフォームで、wscons
がサポートされているわけではありません。しかし、サポートプラットフォーム
は、日々増え続けています。wscons は 古い i386 pcvt ドライバーのすべての
機能(そして追加の機能も)をそなえるはずです。ただし、厳密なケーパビリティ
はハードウェアに依存します。
<ENTRY>enablingwscons どうすれば wscons と仮想端末を有効にできますか?
以下に手順を説明します。
<ul>
<li>/etc/rc.conf の "wscons" を "yes" に変更してください。
<li>/etc/ttys の ttyE{1,2,3} を on に変更してください。
<li>リブートするか、以下のようにタイプしてください。
<blockquote>
sh /etc/rc.wscons<br>
kill -1 1<br>
</blockquote>
</ul>
control-alt-{F1,F2,F3,F4}を使用し、仮想端末を切りかえることができます。
<ENTRY>keyboard-maps キーボードのマッピングを 'US' 以外のものに変更する
"<tt>wsconsctl</tt>" を使用してください。例えば、フランスのキーボード
マッピングを選択する場合、"<b><tt>wsconsctl -w encoding=fr</tt></b>"
を実行してください。キーボードのマッピングの一覧は、
<CURRENTSRC>/sys/dev/wscons/wsksymdef.h にあります。一般的なマッピング
を以下にあげておきます。
<ul>
<li><tt>de</tt>
<li><tt>dk</tt>
<li><tt>dvorak</tt>
<li><tt>fr</tt>
<li><tt>it</tt>
<li><tt>jp</tt>
<li><tt>sv</tt>
<li><tt>swapctrlcaps</tt>
<li><tt>uk</tt>
<li><tt>us</tt>
</ul>
<p>
カーネルに組みこまれるデフォルト値を、<pre> options PCKBD_LAYOUT=KB_<em>エンコーディング
</em></pre> の追加により、変更することができます。
この <em>エンコーディング</em> は、上記のリストのエントリー
を大文字にしたものです(例えば、<tt>PCKBD_LAYOUT=KB_FR</tt>)。
<ENTRY>screen0 "WSDISPLAYIO_ADDSCREEN: Device busy"
普通、このエラーメッセージは、wsconscfg がすでに存在するスクリーンを
追加しようとした時に表示されます。この現象は /etc/wscons.conf に
<code> screen 0 </code>という行が存在する時にだけおこります。なぜなら
カーネルは、screen 0 を常にコンソールデバイスとして割り当てるからです。
このメッセージは無害ですが、<code>screen 0</code> の行を削除(または、
コメントアウト)すれば表示されなくなります。
<ENTRY>enabling-logins ログイン可能な仮想端末を追加する
root になり、<tt>/etc/ttys</tt> の ttyE1 から ttyE3 までを on に変更して
ください。
<pre> ttyE1 "/usr/libexec/getty Pc" vt220 off secure</pre>
を
<pre> ttyE1 "/usr/libexec/getty Pc" vt220 on secure</pre>
に変更し、'kill -HUP 1' を実行してください。
<ENTRY>colors どうしたらテキストの表示色を変更できますか?
カーネルの警告とエラーメッセージ、そしてカーネルのコンフィギュレーション
コードのメッセージはコンソールに表示されます。カーネルメッセージは、普通
別の色で表示されます。この色はカスタマイズ可能です。カーネルのコンフィグ
ファイルの <code>WS_KERNEL_FG</code> と <code>WS_KERNEL_BG</code>を見てく
ださい。それらを自分の好みに変更し、カーネルを再コンパイルしてください。
<ENTRY>muxdevices どうすれば wscons の "mux" デバイスを使えるようになりますか?
wscons の "mux" デバイスは、一つ以上の wskbd、wsmouse デバイスからの入力
ストリームを多重化します。多重化された wsmouse デバイスのためのデバイスは
/dev/wsmouse です。そして、wskbd デバイスのためには /dev/wskbd が用意されて
います。もし、X サーバーが hardwiring なポインティングデバイスでなく、
/dev/wsmouse を使用するように設定されている場合、wsmouse 互換のすべての
ポインティングデバイスを使うことができます。また、二つ以上のポインティング
デバイスを同時に使用することができます。
<p>
以下の手順で使用可能になります。
<p>
<ol>
<li>カーネルのコンフィギュレーションと再構築
<ul>
<li>カーネルのコンフィグのすべての "wsmouse* at ..." 行に、オプション
"mux 0" を追加してください(例えば、<b>wsmouse* at ums? mux 0</b>)。
<li>カーネルのコンフィグのすべての "wskbd* at ..." 行に、上の例と同じ
ようにオプション "mux 1" を追加してください。
<li>カーネルのコンフィグに "<b>pseudo-device wsmux 2</b>" が定義されて
いることを確認してください。
<li>カーネルを再構築します。もし、再構築の方法を知らなければ、詳細な説明が
<a href="http://www.netbsd.org/Documentation/kernel/">Kernel FAQ</a> if
にあります。
</ul>
<p>
<li>/dev/wsmouse と /dev/wskbd を作成してください。
<ul>
<li>root になり /dev に cd し、"./MAKEDEV wsmux" を実行してください。
もし、うまくいかなければ、手でデバイスを /dev ディレクトリに
作成してください。
<dl>
<dd>mknod wsmouse c 65 0<br>
<dd>mknod wskbd c 65 1<br>
<dd>chown root:wheel wsmouse wskbd<br>
<dd>chmod 600 wsmouse wskbd<br>
</dl>
</ul>
<p>
<li>X を使用しているのであれば、/etc/XF86Config を編集してください。
<ul>
<li> XF86Config の残りの部分が正しく設定されているのであれば、
"Pointer" セクションのプロトコルとデバイス行を、以下のように
変更するだけです。
<dl>
<dd>Protocol "wsmouse"<br>
<dd>Device "/dev/wsmouse"<br>
</dl>
</ul>
</ol>
<p>
これらの手順をすべておこなえば、ラップトップの組み込みポインティング
デバイスを常に使用することができますし、後で接続した USB マウスを、
カーネルの再構築や X サーバーの再スタートをおこなわずに使うことができます。
</LIST>
<DOCLINK>
<hr>
<address>
<a href="/Documentation/Misc/feedback.html" origlink="../Misc/feedback.html">(Contact us)</a>
$NetBSD: wscons.list,v 1.10 2000/02/15 17:13:37 abs Exp $<br>
<a href="/Documentation/Misc/disclaimer.html" origlink="../Misc/disclaimer.html">Copyright © 1998
The NetBSD Foundation, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.</a>
</address>
</body>
</html>