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[update] Documentation/misc/index.list
以下のページの更新をしました。ツッコミをお願いします。
Documentation/misc/index.list: 1.71 -> 1.111
水曜日までに異議がなければ、 commit します。
対応する原文の差分は
http://cvsweb.netbsd.org/bsdweb.cgi/htdocs/Documentation/misc/index.list.diff?r1=1.71&r2=1.111
です。
変更が大きいので、更新後のものを
http://www.na.rim.or.jp/%7Ekano/tmp/misc/index.list
http://www.na.rim.or.jp/%7Ekano/tmp/misc/index.html
に置いてあります。
Index: Documentation/misc/index.list
===================================================================
RCS file: /cvsroot/htdocs/ja/Documentation/misc/index.list,v
retrieving revision 1.13
diff -u -r1.13 index.list
--- index.list 2004/11/10 15:09:42 1.13
+++ index.list 2004/11/21 14:54:29
@@ -1,11 +1,12 @@
-<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.0 Transitional//EN">
+<!DOCTYPE HTML PUBLIC "-//W3C//DTD HTML 4.01 Transitional//EN">
<html>
<head>
-<!-- Copyright (c) 1996-2003
+<!-- Copyright (c) 1994-2004
The NetBSD Foundation, Inc. ALL RIGHTS RESERVED. -->
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=ISO-2022-JP">
<link rev="made" href="mailto:www@JP.NetBSD.org">
+<link rel="shortcut icon" href="/favicon.ico" type="image/x-icon">
<title>NetBSD Documentation: Other FAQs and HOWTOs </title>
</head>
<body bgcolor="#FFFFFF" text="#000000">
@@ -16,20 +17,92 @@
<h2>他のリンク</h2>
<ul>
+ <li><a href="http://www.mreriksson.net/faqs/netbsd/">Ola Eriksson の NetBSD
+ FAQ</a></li>
<li><a href="http://cynjut.neonramp.com/">*BSD FAQ site</a>
- (もはやあまり手入れがされていません)
+ (もはやあまり手入れがされていません)</li>
+ <li><a href="http://www.daemonnews.org/200202/japanese-netbsd.html">NetBSD の
+ 日本語サポート</a></li>
</ul>
+<SECTION> NetBSD に関する一般的な疑問
+
+<ENTRY>release-changes NetBSD リリース間で何が変わったの?
+<p>
+全ての変更の日ごとの一覧 ( NetBSD-current での物も含まれています)
+が<a href="../../../Changes/" origlink="../../Changes/">あります</a>。
+<p>これは、各リリースの最上位ディレクトリーの
+<tt>CHANGES</tt> ファイルにもあり、また、
+<a href="http://cvsweb.NetBSD.org/bsdweb.cgi/~checkout~/src/doc/CHANGES.prev?content-type=text/plain">前回</a>
+および
+<a href="http://cvsweb.NetBSD.org/bsdweb.cgi/~checkout~/src/doc/CHANGES?content-type=text/plain">次回</a>
+のリリースのものがオンラインで保守されています。
+
+
+<ENTRY>64-bit NetBSD は 64 bit オペレーティングシステム?
+
+NetBSD は 32 bit と 64 bit CPU のどちらでも動いています。
+<a href="../../Ports/alpha/">alpha</a> CPU では、
+カーネルとユーザーランドは LP64 として知られているモードで走り、
+それは、 <b>int</b> が 32 bit で <b>long</b> と
+ポインター (とアドレス空間) が 64 bit です。
+<a href="../../Ports/amd64/">amd64</a> および
+<a href="../../Ports/sparc64/">sparc64</a> ポートは 32 ビットと 64 ビット
+いずれの設定でも動作します。 64 ビットカーネル (LP64) は、 64 ビットモード
+において 32 ビットのアプリケーションをサポートします。
+32 ビットカーネルは整数、ポインター、 long 整数すべてに 32 ビットを使い、
+64 ビットプログラムは動作しません。
+<p>
+
+R4000 とそれ以降の MIPS といった、ほかの 64bit capable CPU (<a
+href="../../Ports/#in-tree-ports">いくつかのポートで使われています</a>)
+では、 NetBSD は 32 bit モードで走りますが、
+プロセスは 64 bit で動くようになっています。
+<p>
+
+全ての NetBSD ポートは
+カーネルとユーザーランドプログラムで 64 bit 算術 に対応しています。
+カーネル内では、それはさまざまなカウンターと、
+FFS 、64 bit 'Fast File System' に使われています。
+
+<ENTRY>exportability NetBSD は米国から輸出できる?
+ NetBSD 1.4.x まで(とそれを含む)では、
+ security 配布物 (すなわち secr.tgz) 以外の全ては
+米国から輸出できます。
+ secr.tgz 配布物ファイルには、暗号のためのライブラリーが含まれています。
+ NetBSD 1.5 からは、 暗号化コードは
+ NetBSD の base 配布物に含まれています。
+<a href="../../Misc/crypto-export.html">
+輸出制限されたコードとバイナリーに関する NetBSD ドキュメントを参照してください </a>。
+
+<ENTRY>netbsd-uses 何のために NetBSD を使うの?
+Chris G. Demetriou (cgd@NetBSD.org) の言葉では:
+<blockquote><pre>
+NetBSD は、一般的に、 "安定した 研究 プラットフォーム" を意味し -- それは、
+商用、家庭、研究作業....、あなたに従って"あなた"がすること、に使えるシステムです。
+ 一般的に、 私たちが NetBSD でしている仕事は、システムを改善する試み、
+それは私たちに可能なあらゆること --
+より多くのハードウェア、より高い安定性、より良い性能、より多くの文書化...
+</pre></blockquote>
+
+我々の
+ <a href="../../Misc/features.html">特色のページ</a> を
+NetBSD があなたに与える機会(能力)のアイデアとして見てください!
+
+
+
<SECTION>ユーザー設定
<ENTRY>adding-a-user ユーザーの追加
-
- adduser(8) マニュアルページの手続きに従う方法と
- <a href="../software/packages.html">NetBSD パッケージコレクション</a> の
- <PKGSRC>sysutils/user パッケージを使う方法のどちらでも行なうことができます。
+最近の NetBSD リリースでは useradd(8) コマンドを使ってユーザーを追加できます。
+古いリリースでは、 <PKGSRC>sysutils/user パッケージをインストールして
+同等のことができるようになります。 <tt>/etc/passwd</tt>
+を編集してもユーザーは追加できません。パスワードデータベースを編集したい場合は
+vipw(8) を使ってください。さらなる情報は、 pwd_mkdb(8) も参照してください。
- <PKGSRC>sysutils/user management suite(ユーザー管理セット) は
- NetBSD 1.4.2 から統合されています。
+<ENTRY>gecos-field <tt>finger</tt> によって表示される情報の変更は?
+chfn(1) および chsh(1) コマンドを使うか、または、
+vipw(8) を使って <tt>/etc/master.passwd</tt> を編集してください。
<ENTRY>problems-with-root root としてログインあるいは 'su' する時の問題
@@ -95,13 +168,10 @@
<dd><tt><b>set path = ( /usr/X11R6/bin $path )</b></tt></dd>
</dl>
<p>
-
これは C-shell <em>csh(1)</em> と、その派生物の
- <em><PKGSRC>shells/tcsh</em> のようなものでのみ、働きます。
-
- <em>sh(1)</em> と派生物( <PKGSRC>shells/bash2 のような)では
+<em><PKGSRC>shells/tcsh</em> のようなものでのみ、働きます。
+<em>sh(1)</em> と派生物( <PKGSRC>shells/bash2 のような)では
正しい文法は:
-
<dl>
<dd><tt><b>PATH=/usr/X11R6/bin:$PATH</b></tt></dd>
<dd><tt><b>export PATH</b></tt></dd>
@@ -139,42 +209,45 @@
これは、使っているシェルの型により:
<ul>
<li><b>sh(1) (Bourne シェル)</b><br>
-
これは、シングルユーザーモードで使われるシェルで、
-
- '<tt>set -E</tt>' コマンドで、コマンドライン編集を有効にできます。
-
+ '<tt>set -E</tt>' コマンドで、コマンドライン編集を有効にできます。
シングルユーザーモードでいつもコマンドライン編集ができるように、
- <tt>/.profile</tt> にこれを加えることができます。
-
+ <tt>/.profile</tt> にこれを加えることができます。
<li><b>csh(1) ('C' シェル)</b><br>
-
これは標準のユーザーシェルで、ファイルネーム補完をサポートしています
('<b>set filec</b>' してから、 ESCAPE キーを使って) が、
コマンドライン編集はサポートしていません。
-
けれども、 <a href="../software/packages.html">NetBSD パッケージコレクション</a>
からファイルネーム補完とコマンドライン編集が標準で有効になっている
<PKGSRC>shells/tcsh や <PKGSRC>shells/bash2 をインストールすることができます。
-
+<li><b>ksh(1) (Korn Shell)</b><br>
+ これはパブリックドメイン版の Korn Shell 、別名 pdksh です。
+ Emacs モードまたは Vi モードのコマンドライン編集に対応しています
+ ('set -o {emacs,vi}' で設定します) 。 Emacs モードで
+ ファイル名を補完するにはエスケープキー 2 回
+ ('bind "^I"=complete' コマンドで TAB キーにかえられます) を使います。
+ Vi モードで TAB や ESC でのファイル名補完をするには、それぞれ、
+ 'set -o vi-tabcomplete' や 'set -o vi-esccomplete' を使います。<br>
+ このパブリックドメイン版 korn shell は NetBSD のベースシステムに含まれていますが、
+ 他のオペレーティングシステム用として
+ <a href="../software/packages.html">NetBSD パッケージコレクション</a>の
+ shells/<PKGSRC>shells/pdksh からも利用可能です。また、 KSH-93 も
+ shells/<PKGSRC>shells/ast-ksh から利用可能です。
+<li><b>bash (GNU Bourne Again Shell)</b><br>
+ 'bash' はもうひとつの、コマンドライン編集拡張されているシェルで、
+ これは 'sh' が基になっています。
+ <a href="../software/packages.html">NetBSD パッケージコレクション</a>
+ 中の shells/<PKGSRC>shells/bash2 からインストールすることができます。
<li><b>tcsh (拡張された 'C' シェルの一つ)</b><br>
'tcsh' はほぼ完璧な csh のスーパーセット(拡張物)で
ファイルネーム補完(TAB を使います)と
コマンドライン編集を含む沢山の便利な特別な機能があります。
<a href="../software/packages.html">NetBSD パッケージコレクション</a>
中の shells/<PKGSRC>shells/tcsh からインストールすることができます。
-
-<li><b>bash (GNU Bourne Again Shell)</b><br>
- 'bash' はもうひとつの、コマンドライン編集拡張されているシェルで、
- これは 'sh' が基になっています。
-
- <a href="../software/packages.html">NetBSD パッケージコレクション</a>
-中の shells/<PKGSRC>shells/bash2 からインストールすることができます。
<li><b>ほかの shell たち</b><br>
- The <a href="../software/packages.html">NetBSD パッケージコレクション</a>
+ <a href="../software/packages.html">NetBSD パッケージコレクション</a>
の <PKGSRC>shells カテゴリーの下には、
さまざまな他のコマンドラインシェルが含まれています。
-
</ul>
<ENTRY>languages メッセージ言語の指定
@@ -195,71 +268,59 @@
'<tt>cd /a_directory_that_does_not_exist</tt>'と打ってください。
</p>
-<ENTRY>gecos-field <tt>finger</tt> によって表示される情報の変更は?
-
- '<b><tt>chfn(1)</tt></b>' コマンドを使ってください。
-または
- <tt>/etc/master.passwd</tt> をエディットするために、
- '<b><tt>vipw(8)</tt></b>' を使ってください。
-
-
<SECTION> 印刷とスキャン
<ENTRY>postscript-manpages PostScript でマニュアルページを印刷する
-
マニュアルページは、
- nroff(1) ソースとして /usr/share/man/man<em>X</em>/<em>manpage</em>.<em>X</em>
-にあります。ここで <em>X</em> はセクション番号です (例: nroff の場合は 1 )。
-
+ nroff(1) ソースとして /usr/share/man/man<em>X</em>/<em>manpage</em>.<em>X</em>
+ にあります。ここで <em>X</em> はセクション番号です (例: nroff の場合は 1 )。
それを PostScript に変換するにはこれが使えて:<br>
-
<pre> <b>groff -Tps -mandoc /usr/share/man/man<em>X</em>/<em>manpage</em>.<em>X</em></b></pre>
-
たとえば、 ls(1) マニュアルページ を PostScript に変換し、
lpr(1) を通して直接デフォルトのプリンターに送るにはこれを使うことができ、
-
<pre> <b>groff -Tps -mandoc /usr/share/man/man1/ls.1 |lpr</b></pre>
ほかのタイプのプリンターで印刷したいなら、
pkgsrc の <PKGSRC>print/ghostscript パッケージ を使いたくなるでしょう。
<ENTRYLINK>smbprint/ NetBSD からリモート SMB プリンターへの印刷
-
-<ENTRY>jetdirect BOOTP 経由の HP JetDirect Card 設定
+<ENTRY>jetdirect DHCP 経由の HP JetDirect Card 設定
JetDirect EX Plus のような、 JetDirect プリントサーバーを持っていれば、
-プリントサーバーを設定するために、 NetBSD のもとで BOOTP を使うことができます。 このステップは:
- JetDirect サーバーのために <tt>/etc/bootptab</tt> にエントリーを作ります。
+プリントサーバーを設定するために、 NetBSD のもとで dhcpd(8) を使うことができます。 このステップは:
+ JetDirect サーバーのために <tt>/etc/dhcpd.conf</tt> にエントリーを作ります。
<pre>
-hp690c:\
- :hn:\
- :ht=ether:\
- :ip=192.168.0.10:\ <-- JetDirect が要求した IP アドレスに設定する
- :ha=00.60.b0.1d.04.d5:\ <-- JetDirect の MAC アドレスを設定する
- :sm=255.255.255.0:\ <-- JetDirect が要求した ネットマスクに設定する
- :sa=192.168.0.5:\ <-- tftp サーバーのアドレスに設定する (TFTPD が走っているのと同じ機械)
- :gw=192.168.0.1:\ <-- ゲートウェイアドレスを設定する
- :lg=192.168.0.5:\ <-- ログをつけるサーバーlog server のアドレスを設定する
- :T144="hpnp/hp690c.cfg":\ <-- JetDirect 設定ファイルの名前
- :vm=rfc1048:
-</pre>
- より詳しい情報は <tt>bootptab(5)</tt> を見てください。
+options jd-tftp-cfg code 144 = string;
+options jd-tftp-server code 150 = string;
+
+allow bootp;
- <tt>/etc/inetd.conf</tt> 内で、 <tt>tftpd</tt> と <tt>bootp</tt> が
-有効になっていることを確かめてください。
+# [...]
+
+host hp690c {
+ fixed-address hp690c; # set to the DNS name or address of the JetDirect
+ hardware ethernet 00:60:b0:00:11:22; # set to the MAC address of the JetDirect
+ option log-servers servername; # set to the DNS name or address of log server
+ option jd-tftp-server servername; # set to the DNS name or address of tftp server
+ option jd-tftp-cfg "hpnp/hp690c.cfg"; # name of the JetDirect config file
+}
+</pre>
+このファイルの書き方について、より詳しい情報は <tt>dhcpd.conf(5)</tt> を見てください。
+<p>
+<tt>/etc/inetd.conf</tt> 内で、 <tt>tftpd</tt> が有効になっていることを確かめてください。
注意として、
"-s" 引数を <tt>/etc/inetd.conf</tt> の <tt>tftp</tt> の行につけるようにしてください。
-これは、 <tt>tftpd(8)</tt> のルートディレクトリーです。
-
-この例についてはあとは、
- <tt>tftpd(8)</tt> のルートディレクトリーを <tt>/tftpboot</tt> に設定する
-ことでしょう。
+この引数は、 <tt>tftpd(8)</tt> のルートディレクトリーを設定するものです。
+以下、この例においては、
+<tt>tftpd(8)</tt> のルートディレクトリーを <tt>/tftpboot</tt> に設定していると仮定します。
+<p>
+<tt>/etc/inetd.conf</tt> 内で、 <tt>dhcpd</tt> が有効になっていることを確かめてください。
+<p>
-次に Network Printer Inferface (NPI) 設定ファイルをつくります。
+次に Network Printer Interface (NPI) 設定ファイルをつくります。
この例では、ファイルは <tt>/tftpboot/hpnp/hp690c.cfg</tt> で、
- このファイルは次のようになっているべきで
-:
+このファイルは次のようになっているべきです:
<pre>
name: printer name
location: Location of the Printer
@@ -269,27 +330,52 @@
</pre>
もし、 <tt>/etc/inetd.conf</tt> に変更を加えたなら、
- <tt>kill -HUP `cat /var/run/inetd.pid`</tt> をすることで
- <tt>inetd(8)</tt> が <tt>inetd.conf(5)</tt> を再読込みすることを確認してください。
-
- JetDirect プリントサーバー (または HP JetDirect カードのついたプリンター)
-をリブートすると、サーバーは BOOTP の設定を読みこみます。
+<tt>kill -HUP `cat /var/run/inetd.pid`</tt> をすることで
+<tt>inetd(8)</tt> が <tt>inetd.conf(5)</tt> を再読込みすることを確認してください。
+JetDirect プリントサーバー (または HP JetDirect カードのついたプリンター)
+をリブートすると、サーバーは DHCP で設定を読みこみます。
+いくつかのプリンターでは、フロントパネル(の操作)で BOOTP/DHCP の設定を
+明示的に有効にする必要があるかもしれません。
+<ENTRY>burstpage なぜ <em>sh</em> は、 HP JetDirect の「バースト」ページを抑制しないのですか?
+この「バースト」ページは、プリンターとローカル接続されているホスト、特にこのケースでは
+lpd(8) をエミュレートする専用ハードウェアの機能です。 NetBSD がリモートスプーラーとして
+<em>rm</em> とともに使われる場合は、バーストページを追加することはありません。
+この JetDirect の「バースト」ページは、専用デバイスの非標準な機能です。
+<a href=http://h20015.www2.hp.com/en/document.jhtml?lc=en&docName=bpj02755&prodId=jd2337a>HP (TM)
+ではこのページを実際には "trailer" と呼んでいます</a>。
+この機能は、 <tt>banner: 0</tt> を設定するか、または、デバイスの 23 番ポートに単純に
+telnet して <tt>banner 0</tt> コマンドを実行してから <tt>quit</tt> することで、
+止めることができます。
+
+<p>
+JetDirect の個体によっては、この <tt>banner</tt> コマンドを追加するために、
+ファームウェアをアップグレードする必要があるかもしれません。
+ファームウェアをアップグレードするには、 HP による JetDirect
+ネットワーク管理ツールを適切に使う必要があります
+このアップグレードを行うために、 SMTP read and write community strings
+を、既知の価に設定する必要があるかもしれません。
+この設定をするには、以下の内容を NPI 設定に使います。
+<pre>
+get-community-name: read-password
+set-community-name: write-password
+</pre>
+(DHCP を使った JetDirect カードの設定については、前の項目を参照してください。)
+なお、 (TFTP 経由で) 公開される設定ファイルにこれらの項目を置くことによる
+セキュリティー上の影響を認識するようにしてください。
- いくつかのプリンターでは、フロントパネル(の操作)で BOOTP の設定を
-明示的に有効にする必要があるかもしれません。
<ENTRY>scanning NetBSD でスキャナーを使う
- NetBSD は、 <PKGSRC>graphics/sane-backends スキャニングパッケージを用いて、
- さまざまな SCSI スキャナーをサポートしています。この API にアクセスするための
- フロントエンドは <PKGSRC>graphics/sane-frontends パッケージで提供されており、
- また、 <PKGSRC>graphics/gimp のようなグラフィックツールから直接呼び出すことができます。
- <p>
+NetBSD は、 <PKGSRC>graphics/sane-backends スキャニングパッケージを用いて、
+さまざまな SCSI スキャナーをサポートしています。この API にアクセスするための
+フロントエンドは <PKGSRC>graphics/sane-frontends パッケージで提供されており、
+また、 <PKGSRC>graphics/gimp のようなグラフィックツールから直接呼び出すことができます。
+<p>
- 注意:
- 1.4.2 より前のバージョンの NetBSD では、
+注意:
+1.4.2 より前のバージョンの NetBSD では、
カーネル内の ss(4) スキャナードライバーは
- <PKGSRC>graphics/sane-backends といくつかのスキャナーで
+<PKGSRC>graphics/sane-backends といくつかのスキャナーで
問題を起こすかもしれません。
- その解決法は、カーネルを ss(4) デバイスを使わずに uk(4) を使うように再コンパイルするか、
1.4.2 以降にアップグレードすることのどちらかです。
@@ -450,12 +536,10 @@
cd0: drive supports PIO mode 4, DMA mode 0
cd0(pciide0:1:0): using PIO mode 0, DMA mode 0 (using DMA data transfers)
</pre>
-
ここに一つのドライブがあり、 "cd0" です。
- それは IDE/ATAPI ドライブで atapibus0 上に見つかっています
-
+ それは IDE/ATAPI ドライブで atapibus0 上に見つかっています。
もちろんそのドライブ (より正確にはそのメディア) はリムーバブルで、
- すなわち取り出すことができ、下記を見てください。
+ すなわち取り出すことができます。下記を見てください。
<p>
<li> CD を挿入します。
<p>
@@ -499,7 +583,7 @@
/etc/fstab の行中にその値を置くことができ:
<pre>
# Device mountpoint filesystem mount options
- /dev/cd0a /cdrom cd9660 rw,noauto
+ /dev/cd0a /cdrom cd9660 ro,noauto
</pre>
例示したマウントポイント - "/cdrom" はあらかじめ存在しなければなりません:
@@ -534,13 +618,119 @@
<p>
</ol>
-
+<ENTRY>multisession NetBSD でマルチセッション CD を読む
+
+mscdlabel(8) を使って CD のディスクラベルに全セッションを追加してから、
+適切なデバイスノードを使って必要なセッションをマウントします。
+対応するデバイスノードを /dev 以下に手動で作る必要があるかもしれません。
+以下に例を示します。
+<pre>
+# mscdlabel cd1
+track (ctl=4) at sector 142312
+ adding as 'a'
+track (ctl=4) at sector 0
+ adding as 'b'
+# ls -l /dev/cd1b
+ls: /dev/cd1b: No such file or directory
+# cd /dev
+# ls -l cd1*
+brw-r----- 1 root operator 6, 8 Mar 18 21:55 cd1a
+brw-r----- 1 root operator 6, 11 Mar 18 21:55 cd1d
+# mknod cd1b b 6 9
+</pre>
+以上で cd1b が作成されました。
+あらたに作成した各デバイスノードのパーミッションが適切か確認します。
+<pre>
+# ls -l cd1*
+brw-r----- 1 root operator 6, 8 Mar 18 21:55 cd1a
+brw-r--r-- 1 root wheel 6, 9 Mar 18 22:23 cd1b
+brw-r----- 1 root operator 6, 11 Mar 18 21:55 cd1d
+# chgrp operator cd1b
+# chmod 640 cd1b
+# ls -l cd1*
+brw-r----- 1 root operator 6, 8 Mar 18 21:55 cd1a
+brw-r----- 1 root operator 6, 9 Mar 18 22:24 cd1b
+brw-r----- 1 root operator 6, 11 Mar 18 21:55 cd1d
+</pre>
+これで、マウントできるようになったはずです。
+<pre>
+# mount /dev/cd1b /mnt
+</pre>
+
+<ENTRY>cdrom-users 一般ユーザーが CD にアクセスできるようにする
+
+NetBSD では、 "root" だけがファイルシステムをマウントすることができます。
+どのユーザーでもそうできるようにするには、以下のような方法があります:
+<p>
+<ul>
+ <li>グループおよび他者に、デバイスへのアクセス権限を与える。
+ <dl>
+ <dd><tt><b>chmod go+rw /dev/cd0a</b></tt></dd>
+ </dl>
+ </li>
+ <li>ユーザーがファイルシステムをマウントできるよう NetBSD にお願いする。
+ <dl>
+ <dd><tt><b>sysctl -w vfs.generic.usermount=1</b></tt></dd>
+ </dl>
+ </li>
+</ul>
+<p>
+注意: マウントポイントはマウントするユーザーの所有でなければなりません。つまり、例としては:
+<p>
+<pre>
+ <tt><b>cd</b></tt>
+ <tt><b>mkdir cdrom</b></tt>
+</pre>
+<p>
+mount(8) と、その代わりとなる amd(8) のマニュアルをあわせて参照してください。
+
+<ENTRY>vnconfig ISO イメージをマウントする
+
+時には、 CD を焼く前に ISO9660 イメージファイルをマウントしたくなることがあります;
+そうすれば、 CD の内容を確認できますし、個々のファイルを外にコピーすることもできます。
+Linux を使っている方は、特殊な <i>loop</i>
+ファイルシステムを使ってマウントできることを知っているはずです。
+NetBSD ではこれとは方法が異なり、 <i>vnode</i> 仮想ディスクを使います。
+<p>
+
+ここでは、例を示しながらその方法を説明します。ホームディレクトリーに
+ISO イメージファイルがあり、 <tt>mycd.iso</tt> という名前であると仮定します。
+
+<ol>
+ <li>まず、この ISO ファイルを「参照」する新しい vnode を設定します。
+ <p>
+ <tt><b># vnconfig -c vnd0 ~/mycd.iso</b></tt>
+ <li>次に、この vnode をマウントします。
+ <p>
+ <tt><b># mount -t cd9660 /dev/vnd0c /mnt</b></tt>
+ <li>はい、これでイメージの内容が <tt>/mnt</tt> 以下に現れます。
+ このディレクトリーに異動してイメージを探索してください。
+ <li>問題なければ、イメージを umount してください。
+ <p>
+ <tt><b># umount /mnt</b></tt>
+ <li>最後に、 vnode の設定を解除します。
+ <p>
+ <tt><b># vnconfig -u vnd0</b></tt>
+</ol>
+
+<p>
+なお、この手順は、 ISO イメージに限らず、ファイルシステムを含むファイルなら
+どんなファイルに対しても可能です。
+
+<p>
+さらなる情報は、 vnd(4) および vnconfig(8) マニュアルページを参照してください。
+
+
<ENTRY>cdrom-video NetBSD で ビデオCD を使う
多くの DVD プレイヤーのように、 NetBSD のもとで、
MPEG ビデオストリームを再生するには、
CD を普通の (データ) CD としてマウントし ( <a href="#cdrom">上</a> を見てください ) 、
CD 上に蓄えられた mpeg ファイルを再生するために
- <PKGSRC>graphics/mtv パッケージを使ってください。
+ <PKGSRC>graphics/mtv,
+ <PKGSRC>multimedia/xine-ui,
+ <PKGSRC>multimedia/mplayer または
+ <PKGSRC>multimedia/gmplayer
+ パッケージを使ってください。
<p>
@@ -549,20 +739,15 @@
音楽 CD を扱うには2つの方法があって:
<p>
<ol>
-<li>
-たいてい内部接続された
-CDROM ドライブで
- ヘッドホン か サウンドカードのどちらで再生したいのか
-教えてください。
-
- <PKGSRC>audio/xmcd 、
- <PKGSRC>audio/kdemultimedia パッケージの "kscd" や、
- mixer プログラムとして
- <PKGSRC>audio/xmix, <PKGSRC>audio/xmmix,
- Curses ベースの <PKGSRC>audio/cam
-や <PKGSRC>audio/kdemultimedia に含まれる kmix
-のようなものを使ってください。
-
+<li> たいてい内部接続された CDROM ドライブで
+ ヘッドホン か サウンドカードのどちらで再生したいのか
+ CD ドライブに教えてください。 cdplay(1),
+ <PKGSRC>audio/xmcd, <PKGSRC>audio/kdemultimedia パッケージの "kscd"
+ のようなプログラムや、 mixerctl(1),
+ <PKGSRC>audio/xmix, <PKGSRC>audio/xmmix,
+ Curses ベースの <PKGSRC>audio/cam
+ や <PKGSRC>audio/kdemultimedia に含まれる kmix
+ のようなミキサープログラムを使ってください。
<p>
これは、SCSI と IDE (ATAPI) 両方の CDROM,CDRW,DVD ドライブで、
@@ -619,6 +804,75 @@
<p>
</ol>
+<ENTRY>create-mpeg3 オーディオ CD からMP3 (MPEG layer 3) ファイルを作る
+
+<i><b>どうか注意:</b> これらの方法は <PKGSRC>audio/cdd パッケージ だけで確認をしていて、
+ <PKGSRC>audio/tosha や <PKGSRC>audio/cdparanoia パッケージでは確認していません。
+</i>
+
+
+ <p> オーディオ CD から MPEG layer 3 (<tt>MP3</tt>) ファイルを作る
+ 基本的な 段階step は
+ ( <a href="../software/packages.html">NetBSD パッケージコレクション </a> のソフトウェアを使って)
+こうやって:
+<p>
+<ol>
+<li> CD からオーディオデータを<a href="#rip">抽出 (<i>rip</i>)</a> します。
+ さらなる説明は、 ``<a href="#cdrom-audio">NetBSD で音楽 CD を使う</a>''
+ を参照してください。
+ <p>
+
+<li>CD オーディオフォーマットを WAV フォーマットに変換します。
+ この作業のために必要なことは、リッピングプログラム (tosha、 cdd など)
+ がまだ用意できていない場合に、これを用意するだけです。
+ <p>
+ <ul>
+ <li>
+ <PKGSRC>audio/sox package をつかって、(次のように)打ちます:
+ <p>
+ <dl><dd><tt><b>sox -s -w -c 2 -r 44100 -t cdr track-02.cda
+ track-02.wav</b></tt></dd></dl>
+ <p>
+
+ これで raw CD フォーマット <tt>track-02.cda</tt> が
+ 符合あり( <b>s</b>igned) 16-bit 語長(<b>w</b>ords)、
+ 2 チャンネル(<b>c</b>hannels)、
+ サンプリングレート(sampling <b>r</b>ate) 44100kHz の
+ WAV フォーマット <tt>track-02.wav</tt>
+ に変換されるでしょう。
+
+ </ul>
+<p>
+<li> WAV ファイルを MP3 フォーマットにエンコードします。
+ <p>
+ <ul>
+ <li> <PKGSRC>audio/bladeenc パッケージを使って、打ちます:
+ <p>
+ <dl><dd><tt><b>bladeenc -128 -QUIT track-02.wav</b></tt></dd></dl>
+ <p>
+
+ これで、 <tt>track-02.wav</tt> は
+ ビットレート <b>128</b>kBit/sec の MP3 フォーマットで、
+ <tt>track-02.mp3</tt> にエンコードされるでしょう。
+
+ bladeenc のドキュメンテーションが ビットレートのより詳しいことを記述しています。
+ <p>
+ <li> <PKGSRC>audio/lame パッケージをつかって、打ちます:
+ <p>
+ <dl><dd><tt><b>lame -p -o -v -V 5 -h track-02.wav
+ track-02.mp3</b></tt></dd></dl>
+ <p>
+ あなたの好みやハードウェアによって、
+ もっと低い品質で使いたいかもしれません。
+ </ul>
+</ol>
+<p>
+
+できあがった MP3 ファイルは、
+<PKGSRC>audio/maplay, <PKGSRC>audio/mpg123, や <PKGSRC>audio/splay パッケージの
+いずれでも再生できます。
+
+
<ENTRY>cdr CD-R ライターを使ってデータ CD を書き込む
CD に書きこむ過程は、 2 段階にわたります:
@@ -679,21 +933,16 @@
84625 extents written (165 Mb)
$
</pre>
-
出版者 (publisher) や作成者 (preparer) についての記述の指定など、
他のオプションについては、 mkisofs(8) マニュアルページを見てください。
-
- <a href="../bootcd.html">Bootable CD ROM How-To</a> が、
+ <a href="../bootcd.html">Bootable CD ROM How-To</a> が、
ブータブル(起動可能) CD の作り方を説明してます。
-
<p>
<li> CD-R に ISO イメージを書きこむ
<p>
ISO イメージファイルがあれば、単に CD に書くだけです。
-
これは<PKGSRC>sysutils/cdrecord パッケージの "cdrecord" コマンドで行ないます。
-
- ブランク CD-R を入れて、さあ、始めましょう:
+ ブランク CD-R を入れて、さあ、始めましょう:
<p>
<pre>
# <b>cdrecord -v dev=/dev/rcd0d data.iso</b>
@@ -732,7 +981,7 @@
<p>
<ol>
-<li> <a href="#rip">Using audio CDs with NetBSD</a>の説明に従って、
+<li> <a href="#rip">NetBSD で音楽 CD を使う</a>の説明に従って、
オーディオトラックを抽出し、
.wav ファイルにします。
<p>
@@ -760,13 +1009,23 @@
これを、オーディオ CD 化したいすべての mp3 ファイルについて行ないます。
.wav のファイル名はお好きなように付けてかまいません。
<p>
-<li> ``<a href="#cdr-audio">Using a CD-R writer with audio CDs</a>''.
+<li> ``<a href="#cdr-audio">CD-R ライターを使ってオーディオ CD を作る</a>''
の説明に従い、 .wav ファイルを CD に書き込む。
<p>
</ol>
+
+<ENTRY>copy-audio-cd オーディオ CD をコピーする
+
+オーディオ CD をコピーするには、 CDDA 標準で定められただけの休止が挿入されていない
+CD であっても、 cdrdao を使っておこなうことができます。
-<ENTRY>copy-cd 2 台のドライブを使って (データ) CD をコピーする
+<pre>
+# cdrdao read-cd --device=/dev/rcd0d data.toc
+# cdrdao write --device=/dev/rcd1d data.toc
+</pre>
+<ENTRY>copy-cd 2 台のドライブを使ってデータ CD をコピーする
+
CD-R と CD-ROM ドライブの両方を持つマシンでは、
下記のコマンドでデータ CD をコピーできます。
@@ -802,78 +1061,18 @@
DVD メディアをサポートしています。
DVD 上にある 新しい UDF ファイルシステムはサポートしていませんが、
ほとんど全ての DVD は ISO 9660 ファイルシステムを使っていて、良く使えます。
-<p>
-DVD 動画を見るには、若干のカーネルの対応 ( NetBSD-current で提供されています) と、
-MPEG2 DVD プレイヤープログラムが必要です。
-まだ、本当に有能(capable)なプレイヤーアプリケーションはありませんが、
-非常に早期の、 完全にはサポートされない NetBSD バイナリーを含んだ
-<a href="ftp://ftp.NetBSD.org/pub/incoming/mycroft/dvd-19991031.tgz">プレイヤーがあります</a> 。
-
-<SECTION> NetBSD に関する一般的な疑問
-
-<ENTRY>release-changes NetBSD リリース間で何が変わったの?
-<p>
-全ての変更の日ごとの一覧 ( -current での物も含まれています)
-が <a href="/Changes/changes-1.5.html" origlink="../../Changes/changes-1.5.html">あります</a>。
-
-<p>それは、各リリースの最上位ディレクトリーの
- <tt>CHANGES</tt> ファイルにもあります。
-
-<ENTRY>64-bit NetBSD は 64 bit オペレーティングシステム?
-
-NetBSD は 32 bit と 64 bit CPU のどちらでも動いています。
-<a href="../../Ports/alpha/">alpha</a> CPU では、
-カーネルとユーザーランドは LP64 として知られているモードで走り、
-それは、 <b>int</b> が 32 bit で <b>long</b> と
-ポインター (とアドレス空間) が 64 bit です。 <a
-href="../../Ports/sparc64/">sparc64</a> ポートは 32 ビットと 64 ビット
-いずれの設定でも動作します。 64 ビットカーネル (LP64) は、 64 ビットモード
-において 32 ビットのアプリケーションをサポートします。
-32 ビットカーネルは整数、ポインター、 long 整数すべてに 32 ビットを使い、
-64 ビットプログラムは動作しません。
-<p>
-
-R4000 とそれ以降の MIPS といった、ほかの 64bit capable CPU (<a
-href="../../Ports/#in-tree-ports">いくつかのポートで使われています</a>)
-では、 NetBSD は 32 bit モードで走りますが、
-プロセスは 64 bit で動くようになっています。
+DVD、 DivX および多くの avi ファイルは、 <PKGSRC>graphics/ogle や
+<PKGSRC>graphics/gmplayer で再生できます。
<p>
+DVD 作成のうえでのいくつかのヒントについては、この
+<a href="http://mail-index.NetBSD.org/current-users/2004/01/06/0021.html">
+growisofs に関する記事</a>を参照してください。
-全ての NetBSD port は
-カーネルとユーザーランドプログラムで 64 bit 算術 に対応しています。
-カーネル内では、それはさまざまなカウンターと、
-FFS 、64 bit 'Fast File System' に使われています。
-
-<ENTRY>exportability NetBSD は輸出できる?
- NetBSD 1.4.x まで(とそれを含む)では、
- security 配布物 (すなわち secr.tgz) 以外の全ては
-輸出できます。(訳注:原著者の国から、外国への輸出)
- secr.tgz 配布物ファイルには、暗号のためのライブラリーが含まれています。
- NetBSD 1.5 からは、 暗号化コードは
- NetBSD の base 配布物に含まれています。
-<a href="../../Misc/crypto-export.html">
-輸出制限されたコードとバイナリーに関する NetBSD ドキュメントを参照してください </a>。
-
-<ENTRY>netbsd-uses 何のために NetBSD を使うの?
- Chris G. Demetriou (cgd@NetBSD.org) の言葉では:
-<blockquote><pre>
-NetBSD は、一般的に、 "安定した 研究 プラットフォーム" を意味し -- それは、
-商用、家庭、研究作業....、あなたに従って"あなた"がすること、に使えるシステムです。
- 一般的に、 私たちが NetBSD でしている仕事は、システムを改善する試み、
-それは私たちに可能なあらゆること --
-より多くのハードウェア、より高い安定性、より良い性能、より多くの文書化...
-</pre></blockquote>
-
-我々の
- <a href="../../Misc/features.html">特色のページ</a> を
-NetBSD があなたに与える機会(能力)のアイデアとして見てください!
<SECTION>一般の(それと一般ではない)問題
-
-<ENTRY>nroff-missing 'man' 実行時 <b>/usr/bin/nroff: not found</b>
- 'text' セットをインストールする必要があります。
- base install notes を見てください。
+<ENTRY>nroff-missing 'man' を実行すると <b>/usr/bin/nroff: not found</b> となります
+'text' セット (text.tgz) をインストールする必要があります。インストールノートを見てください。
<ENTRY>var-mail-permissions メールを読んでいる時 '<b>Unable to lock mailbox: Permission denied</b>'が出ます
@@ -890,7 +1089,7 @@
これはなにも心配はいりません。
基本的に、 <tt>/netbsd</tt> というファイルは
あなたの現在のカーネルではありません。
-たくさんのプログラム( <tt>ps</tt>, <tt>who</tt>, <tt>systat</tt> 等のような.)
+たくさんのプログラム( <tt>ps</tt>, <tt>who</tt>, <tt>systat</tt> 等のような)
や libkvm (kvm(3))は
カーネル内がどうなっているかを知るために <tt>/netbsd</tt> をアクセスします。
@@ -1063,17 +1262,17 @@
これらのシステムユーティリティーに、上にあげたすべての問題も含め、
カーネルメモリー情報を手に入れさせ続ける必要がある理由は、
この手段がカーネルクラッシュダンプに対しても働き、
-カーネルデバック作業に便利な特徴になることが出来るからです。
+カーネルデバッグ作業に便利な特徴になることが出来るからです。
<ENTRY>hash-map-alias0 '<b>hash map "Alias0":unsafe map file \
<tt>/etc/aliases</tt>: No such file or directory</b>' が表示されます
-ルート権限で '<b><tt>newaliases</tt></b>' と打つことで直せます。<br>
+root 権限で '<b><tt>newaliases</tt></b>' と打つことで直せます。<br>
sendmail は aliases(5) ファイルが存在しないとこれを報告します。
注 sendmail(8) は実際には
- <tt>/etc/aliases.db</tt> ( <tt>/etc/aliases</tt> からつくられる高速 参照lookup
+ <tt>/etc/aliases.db</tt> ( <tt>/etc/aliases</tt> からつくられる高速参照
hash(3) マップ) を使い、それで、このエラーメッセージは小さな誤解をおこすのです。
これは、 NetBSD 1.3 から 1.4 だけで、注意すべきで、
@@ -1111,10 +1310,17 @@
<tt>xconsole</tt> を使うために、
<a href="../x/#xconsole">FAQ entry</a> も見るのもいいかもしれません。
-<ENTRY>locales どうやったらウムラウト記号を表示できますか:
+<ENTRY>locales どうやったらウムラウトその他の地域的な文字を表示できますか?
-これは <a href="http://mail-index.NetBSD.org/netbsd-users/2000/11/09/0019.html">メール アーカイブ</a>
- からの情報です:
+NetBSD 1.6 には、デフォルトで数々のロケールがインストールされています。これらのロケールは
+<tt>/usr/share/locales</tt> にあります。あなたの居住地にもっとも合ったロケールを選んで、
+環境変数 LC_ALL を適切に設定してください。なお、 LC_ALL をたとえば ``de_DE''
+に設定するのでは不十分なことに注意してください。 ``de_DE.ISO8859-15'' のような
+<em>完全な</em>ロケールを使う必要があります
+<p>
+古いバージョンの NetBSD 向けに、<a
+href="http://mail-index.NetBSD.org/netbsd-users/2000/11/09/0019.html">メール アーカイブ</a>
+からの情報を以下に示します:
<ol>
<li> <a href="ftp://ftp.NetBSD.org/pub/NetBSD/arch/i386/french-1.4/locale.tgz">locale.tgz</a> を
取得してください。
@@ -1127,69 +1333,7 @@
(訳者注:環境によっては化けているかもしれません)
</ol>
-<SECTION>ほかの疑問
-
-<ENTRY>editing-files NetBSD でのファイル編集
-基本システムには2通りの明らかな選択肢があって:
-<ul>
-
-<li><b>ed(1) (Line 指向 のテキストエディター)</b><br>
-
- <tt>ed</tt> は非常に単純なテキストエディターです。
- これには、コマンドモード(起動時に選択されている)と
- 入力(インプット)モードがあります。
-
- その一番の利点は、 '/' ファイルシステムだけがマウントされた
- シングルユーザーモードでも存在していて、
- 正しいターミナルタイプに設定されていなくても動作することです。
-
- ed(1) の基本的な理解をすることは、価値のあることで、
- - 非常時に、 fstab(5) と rc.conf(5) ファイルを直すのに充分です。
-
-<li><b>vi(1) (Screen 指向のテキストエディター)</b><br>
-
- <tt>vi</tt> は ex(1) のコマンドモードとインプットモードを持ち、
- だが、フルスクリーンビジュアルインターフェースが加えられています。
-
- vi は基本インストールで存在する唯一のスクリーンエディタで、
- 実行には、妥当なターミナルタイプが要求されます。<br>
-
- たくさんのオンラインの vi チュートリアル(個人指導)があって:
- <ul>
- <li><PKGSRC>editors/vilearn - pkgsrc にあって、高く推奨します。
- <li><a href="http://www.thomer.com/thomer/vi/vi.html">
- VI 愛好者ホームページ(英文)</a>.
- <li><a href="http://ecn.www.ecn.purdue.edu/ECN/Documents/VI/">
- Purdue University Engineering Computer Network</a>.
- <li><a href="http://www.smu.edu/smunet/docs/vi/">
- Southern Methodist University のいくつかの参考文献
-</a>
- </ul>
-
- rc.conf(5) の設定に vi を使うことを試みるなら、
- <a href="#why-single-user">シングルユーザーモード</a> の
- 項目を読むべきです。
-</ul>
-<p>
-
-pkgsrc の <PKGSRC>editors カテゴリーには、沢山の数のエディターがあって:
-<ul>
-<li><b><PKGSRC>editors/joe</b><br>
-
- WordStar と emacs のキーバインド (<i>jstar</i>, <i>jmacs</i>) を
- エミュレートできる小さくて高速なエディター
- <PKGSRC>editors/joe は Borland IDEs を使う人達に知られているでしょう。
-<li><b><PKGSRC>editors/pico</b><br>
- 非常にシンプルに使えるテキストエディターで、
- <PKGSRC>mail/pine メール パッケージで使われています。
-<li><b><PKGSRC>editors/nedit</b><br>
- シンプルだけど便利な、融通の利く X ベースの GUI エディター。
-<li><b><PKGSRC>editors/emacs</b><br>
- ことわざにある 'なんでもかんでも (everything and the kitchen sink)'
- なエディターで、完全な lisp インタープリターを含みます。
- 小さな機械には推奨されません。
-</ul>
-
+<SECTION>ディスクおよびファイルシステム
<ENTRY>adding-a-disk 存在しているシステムにディスクを追加する
<ol>
<li>システムを Halt(停止) します
@@ -1207,22 +1351,29 @@
<li>boot します。
<li> <tt><b>dmesg(8)</b></tt> 出力に ドライブが記録されているか確かめます
<li>ディスクラベルを用いてパーティションに disklabel(8) を書きこみます<br>
- (もし、ディスクにディスクラベルがまだなければ、たぶんこのようにし:<br>
- <tt><b> disklabel sd1 > foo</b></tt> # "sd1: no disk label" という警告はすべて無視します<br>
- <tt><b> vi foo</b></tt> # 何をするか知っていれば<br>
- <tt><b> disklabel -r -R sd1 foo<br>
- disklabel -i foo</b></tt> # もし、適切な -current の disklabel を持っていて、
- 上の vi で 何をすれば良いか正確にわかっていないなら
- )
-
+ (もし、ディスクにディスクラベルがまだなければ、たぶん以下のようにすることになるでしょう:<br>
+ <tt><b> disklabel -i -I sd1</b></tt> # "sd1: no disk label" という警告はすべて無視します<br>
+ パーティション 'c' は、ディスクのうち NetBSD 部分全体として予約されており、
+ 一部のポート (特に i386) では同様に 'd' がディスク全体として予約されています。
+ 以下はセッションの例で、ディスク全体をひとつのパーティション 'e'
+ として設定しています:
+<pre>
+ partition> <b>e</b>
+ Filesystem type [?] [unused]: <b>4.2BSD</b>
+ Start offset [0c, 0s, 0M]:
+ Partition size ('$' for all remaining) [0c, 0s, 0M]: <b>$</b>
+ e: 234375000 0 4.2BSD 0 0 0 # (Cyl. 0 - 232514*)
+ partition> <b>W</b>
+ Label disk [n]? <b>y</b>
+ partition> <b>Q</b>
+</pre>
+ <tt>disklabel -i</tt> の実行中は、さらなるヘルプを '?' で参照できます。
<li>追加されたファイルシステムごとに、
<tt><b>newfs <filesystem></b></tt>
(ここで <em><filesystem></em> は生(raw)デバイスのパーティションです。
/dev/rsd1e, /dev/rwd1f, ... のような)
-
-<li>ファイルシステムを
- <tt>/etc/fstab</tt> に書きこみます。
-<li>それを fsck(8) します: <tt><b>fsck -p <filesystem></b></tt>
+<li>ファイルシステムを <tt>/etc/fstab</tt> に書きこみます。
+<li>それを fsck(8) します: <tt><b>fsck -f <filesystem></b></tt>
<li>それを mount(8) します: <tt><b>mount -va</b></tt>
</ol>
@@ -1232,37 +1383,17 @@
はメインツリーに
Kirk McKusick の 精巧な sync + FFS soft update コードを
持ってきました。
-
- soft updates は、その著作権の為、分離できる必要があり、
- まだ実験的なものとみなされています。
<p>
使うには、次のようにします:
<ol>
- <li>ソースを 1999年11月15日以降の NetBSD-current にアップデートします。
- <i> NetBSD 1.5 やそれ以上である必要はありません, soft updates は含まれているから。</i>
-
- <li>カーネルコンフィグファイルに "<tt>options SOFTDEP</tt>" がある新しいカーネルをコンパイルします。
+ <li>カーネルコンフィグファイルに "<tt>options SOFTDEP</tt>" をつけて
+ 新しいカーネルをコンパイルします。
+ このオプションは GENERIC カーネルでは有効になっています。
<li>新しいカーネルを走らせます。
- <li>なにも起こらなければ、 <tt>/sys/sys</tt> から新しいインクルードファイルを
- インストールします。(すなわち、いずれにせよ <tt>cd /usr/src/sys ; make includes</tt> をする。)
- 安全に行なうには、単にそれら全部をインストールします。
- (<tt>cd /usr/src ; make includes</tt>)
- <i>この段階(ステップ)は NetBSD 1.5 以上では必要ありません。</i>
-
- <li>少なくても lib/libc, sbin/mount, sbin/mount_ffs, sbin/fsck_ffs,
- sbin/tunefs, を再コンパイルし、インストールします。
- <i>この段階(ステップ)は NetBSD 1.5 以上では必要ありません。</i>
-
- <li> softdeps を有効にする前に、既に tunefs(8) を使っている場合、
- シングルユーザーモードで起動して、それらをもう一度、無効にします:
- "<tt>tunefs -n disable /dev/rXd0x</tt>" 。
- softdeps は 今、 mount(8)のオプションで有効になっています。
- <i>この段階(ステップ)は NetBSD 1.5 や 20000616 以降のシステムでは必要ありません。</i>
-
<li> <tt>/etc/fstab</tt> の中で、 softdeps を使いたい全てのファイルシステムに
- "<tt>softdep</tt>" マウントオプションを追加します。
-たとえば、このような行は
+ "<tt>softdep</tt>" マウントオプションを追加します。
+ たとえば、このような行は
<pre>
/dev/wd0e /usr ffs rw 1 2
</pre>
@@ -1270,14 +1401,6 @@
<pre>
/dev/wd0e /usr ffs rw<b>,softdep</b> 1 2
</pre>
- <li>システムにそれがまだあれば、 <tt>/etc/rc.conf</tt> から "<tt>update=YES</tt>" を取り除きます。
- update(8) はもはや必要ありません。
-
-それは、現在では、カーネルスレッドによる、より洗練された方法で動き、
-- もし、この理由によって、ファイルシステムの soft updates を有効にしたくなくても、
- update(8) を無効にすることができます。
-
- <i>この段階(ステップ)は NetBSD 1.5 以上では必要ありません。</i>
<li>リブートします。
<li>遊ぼう!
</ol>
@@ -1291,8 +1414,7 @@
<p>
Paul Vixie は、softdep が
-<a href="http://www.vix.com/~vixie/fbsd-flat.png">あり</a> と
-<a href="http://www.vix.com/~vixie/bsdi-flat.png">なし</a>
+ありとなし
の両方のシステムで、一つのディレクトリーに (ランダム順に) 75.000 ファイル を蓄え検索する
ベンチマークを走らせました。
この結果は、大きなディレクトリーにおいて、生成および配置の両方のファイルアクセス時間が、
@@ -1300,10 +1422,328 @@
示しています。(この場合の softdep システムは FreeBSD 4.2で、
非-softdep システムは BSD/OS 3.1 です。
NetBSD システムでも softdep の有る無しで見られる挙動は似たものであるはずです)。
+<p>
+
+<ENTRY>ffs-integ Fast File System (FFS)、 softdeps を使った FFS および NetBSD の ext2fs の実装の、不適切なシャットダウンに対する回復性はどうですか?
+
+FFS では、ファイルシステムがクラッシュ後に修復可能であることを保証すべく、
+メタデータ操作をそれが参照するデータの実体の操作より先に行うことと、
+さらに、あらゆるメタデータ操作は適切な順序で行なうことに注意を払っています。
+最後の N 秒 (N は同期間隔) ぶんの<i>ファイルデータ</i>は、修復不可能に
+なるかもしれませんが、それでもファイルシステムメタデータは修復可能です。
+この N は通常は 30 です。
+<p>
+softdeps を使うと、通常の FFS と<i>ほとんど</i>同じだけの信頼性が得られます。
+softdeps では、クラッシュ前のある時点における、
+矛盾のないファイルシステムのスナップショットを得られることが保証されます。
+このため、たとえば、ロックファイルのリネームといった不可分な操作を行なった場合、
+softdeps を使わない場合と同じく、ロックファイルが本当にあることはわかりません;
+しかし、そのファイルのあったディレクトリーが消されないことと、
+この不可分な操作と将来の不可分な操作の間の依存関係の順序が保持されることはわかります。
+このため、制御が不可分な操作に依存している場合、
+たとえば、ある種のデータベース的なプロセス (大量のメールスプールファイルの
+書き込み、取引システムからのデータ集計などなど) では、
+それが終わったように見えた時点で、安全にバックアップを取ることができます。
+<p>
+NetBSD の ext2fs の実装は、メタデータに関して、 (Linux の実装とは違って)
+旧来の FFS 並の保証をしていますので、 Linux でネイティブの ext2fs
+を使う場合よりも多くの信頼を持って実際に使うことができます。
+若干遅くなるという欠点はあります。しかしこれは、
+システムクラッシュ時に適切な扱いをして、
+潜在的なファイルシステム破壊の可能性を避けるようにしたためなのです。
+
+<ENTRY>moving-usr /usr をルートからほかのパーティションに移す
+ <ol>
+ <li>希望する新しい位置(例えば <tt>/dev/sd0e</tt>)が
+ 存在する他のどのパーティションとも重ならないことを確かめます。
+ disklabel(8) の出力をチェックします。
+ <li>それにまだファイルシステムがないなら、実行し
+ <dl>
+ <dd><tt># <b>newfs /dev/sd0e</b></tt></dd>
+ </dl>
+ <li>それをマウントし、データを向こうへコピーします:
+ <dl>
+ <dd><tt># <b>mount /dev/sd0e /mnt</b></tt></dd>
+ <dd><tt># <b>cd /usr</b></tt></dd>
+ <dd><tt># <b>pax -rw -pe . /mnt</b></tt></dd>
+ <dd><tt># <b>umount /mnt</b></tt></dd>
+ </dl>
+ <li><tt>/etc/fstab</tt> を編集し、
+ '<tt>/dev/sd0e /usr ffs rw 1 2</tt>' を加えます。
+ ( <tt>/dev/sd0e</tt> はあなたの状況に 変えて下さい)。
+ <li>シングルユーザーモードに shutdown し、
+ 新しいマウントポイントをつくります:
+ <dl>
+ <dd><tt># <b>shutdown now</b></tt></dd>
+ <dd><tt># <b>mv /usr /usr.old</b></tt></dd>
+ <dd><tt># <b>mkdir /usr</b></tt></dd>
+ </dl>
+ <li>システムを起動し、テストし、まったく良好なら、
+ '<tt>rm -rf /usr.old</tt>' します。
+ </ol>
+
+<ENTRY>read-only-to-read-write どうやって'リードオンリー'ファイルシステムを読み書きできるようにマウントするの?
+mount(8) の <tt>-u</tt> (update) スイッチを使ってください:
+'<b><tt>mount -u /</tt></b>'。
+あなたはおそらくシングルユーザーで起動したのでしょうが、この場合、
+ルートファイルシステムは、標準でリードオンリーでマウントされます。
+これは、マルチユーザーでシステムが起動する前に、
+手動で fsck を走らせる機会を与えてくれます。
+読み書きできるように、
+<tt>/etc/fstab</tt> の全てのファイルシステムをマウントするもうひとつの方法は
+'<b><tt>mount -a</tt></b>' をつかうことです。
+<p>
+しかしながら、これをする一番良い方法は、シングルユーザーシェルを抜けて
+マルチユーザーモードに入ることです。
+これで、 <tt>/etc/fstab</tt> に載せられているモードで
+その全てのファイルシステムをマウントします。
+
+<ENTRY>using-fsck いつ fsck を使うのが安全なの?
+ fsck(8) は、アンマウントされているか、
+リードオンリーのファイルシステムにだけ
+使うようにしてください。
+読み書きできるファイルシステムに
+fsck(8) をかけることは危険で、ファイルシステムをより悪くしてしまうかもしれません。
+シングルユーザーモードでシステムを起動すれば、リードオンリーでマウントされます。
+そこで '<b><tt>fsck -p</tt></b>' とすることで、
+システムがマルチユーザーモードで起動する前に、
+全てのファイルシステムをチェックすることができます。
+もし、ファイルシステムに既に "clean," とマークされているけど、
+それでもまだチェックしたいなら、
+<tt>fsck(8)</tt> に <tt>-f</tt> フラグ を使うことができます。
+<p>
+fsck を使って、ファイルシステムになにかの変更がされたら
+たぶん、ディスクを同期せずに機械をすぐリブートするために
+ '<b><tt>reboot -n</tt></b>'
+と打つのが、一番良いことでしょう。
+
+<ENTRY>kernfs <tt>/kern</tt> は何に使われているの?
+それは、 kernfs ファイルシステムのマウントに使われています。
+mount_kernfs(8) マニュアルページを見てください。
+
+<ENTRY>procfs <tt>/proc</tt> は何に使われているの?
+それは、 procfs ファイルシステムのマウントに使われています。
+<i>The Design and Implementation of the 4.3BSD UNIX Operating System</i>
+by Leffler,McKusick, et al., p. 104-5, 436 を調べてください。
+mount_procfs(8) マニュアルページも見てください。
+<p>
+これは、普通 root で '/proc' ディレクトリーを作って、
+/etc/fstab ( fstab(5) を見よ) に次のように加えることで使われています:<br>
+<tt>/proc /proc procfs rw 0 0</tt>
+<p>
+
+NetBSD では <tt>/proc</tt> にはプロセス関連のデータ専用になっているため、
+それ以外の linux で使われているような項目は提供されません。しかし、
+以下のようにファイルシステムフラグに "<tt>linux</tt>" オプションを加えることで、
+変えることができます。<br>
+<tt>/proc /proc procfs rw<b>,-olinux</b> 0 0</tt>
+<p>
+
+<ENTRY>cgd-swap cgd(4) を使ったスワップの暗号化
+スワップの暗号化については時々話題にのぼるため、ここで示す情報は
+スワップスペースの暗号化に関心がある人にとっては有用かもしれませんが、
+必須のものではありません。
+<p>
+現在、制約がひとつあります。 cgd デバイスは、 4.2BSD
+と記されているスライスただひとつを含んだディスクラベルから作られますが、
+これはスワップに使うには不適切です。
+これが、 cgd ドライブをスワップデバイスとして使うことが面倒な理由です。
+Roland Dowdeswell がこのことを調べており、近い将来解決されるはずです。
+<p>
+
+実際の例を示します:
+
+ スワップデバイス wd0b を、 256 ビット aes-cbc 鍵を使って cgd1
+ として設定します。手順の説明は以下のとおりです。
+
+<pre>
+ 1) cgd デバイス用のパラメーターファイルを作ります。デフォルトでは /etc/cgd/wd0b
+ になりますが、ここでは説明しやすくするため /etc/cgd/swap を使います。
+
+ # cgdconfig -g -V none -k randomkey aes-cbc > /etc/cgd/swap
+
+ 2) wd0b 上の cgd デバイスを設定します (この時点では wd0b
+ がスワップデバイスとして使われていないことを確認してください)。
+
+ # cgdconfig cgd1 /dev/wd0b /etc/cgd/swap
+
+ 3) cgd1 用にディスクラベルを編集します。妥当なスワップスライスを作る必要があるからです。
+ 編集したディスクラベルをファイルに保存します。
+
+ # disklabel -e -I cgd1
+
+ # /dev/rcgd1d:
+ type: cgd
+ disk: cgd
+ label: default label
+ flags:
+ bytes/sector: 512
+ sectors/track: 2048
+ tracks/cylinder: 1
+ sectors/cylinder: 2048
+ cylinders: 128
+ total sectors: 263655
+ rpm: 3600
+ interleave: 1
+ trackskew: 0
+ cylinderskew: 0
+ headswitch: 0 # microseconds
+ track-to-track seek: 0 # microseconds
+ drivedata: 0
+
+ 4 partitions:
+ # size offset fstype [fsize bsize cpg/sgs]
+ d: 263655 0 4.2BSD 0 0 0 # (Cyl. 0 - 128*)
+
+ スワップスライスを作り、ラベルを変更します (これは本当に必要なわけではなく、
+ 単に自分用の情報としてのものです)。
+
+ # /dev/rcgd1d:
+ type: cgd
+ disk: cgd
+ label: swap
+ flags:
+ bytes/sector: 512
+ sectors/track: 2048
+ tracks/cylinder: 1
+ sectors/cylinder: 2048
+ cylinders: 128
+ total sectors: 263655
+ rpm: 3600
+ interleave: 1
+ trackskew: 0
+ cylinderskew: 0
+ headswitch: 0 # microseconds
+ track-to-track seek: 0 # microseconds
+ drivedata: 0
+
+ 4 partitions:
+ # size offset fstype [fsize bsize cpg/sgs]
+ a: 263655 0 swap # (Cyl. 0 - 128*)
+
+ そして、ファイルに保存します。
+
+ # disklabel cgd1 > /etc/cgd/swap.disklabel
+
+ 4) cgd デバイスを、ブート時に自動的に設定されるようにします。
+ /etc/cgd/cgd.conf に以下の行を追加します。
+
+ cgd1 /dev/wd0b /etc/cgd/swap
+
+ 5) ここで、ブート時に新たに作られた cgd デバイスにディスクラベルを書き戻す必要があります。
+ 以下のような単純な関数が書かれた /etc/rc.conf.d/cgd を作ります。
+
+ swap_device="cgd1"
+ swap_disklabel="/etc/cgd/swap.disklabel"
+ start_postcmd="cgd_swap"
+
+ cgd_swap()
+ {
+ if [ -f $swap_disklabel ]; then
+ disklabel -R -r $swap_device $swap_disklabel
+ fi
+ }
+
+ 6) cgd デバイスを、スワップデバイスとして /etc/fstab に追加します。
+
+ /dev/cgd1a none swap sw 0 0
+</pre>
+
+以上ですべてです。これで、 'swapctl -a /dev/cgd1a' または単にリブートすることで、
+スワップパーティションを有効化できます。
<p>
+以上でお見せした設定は、筆者のラップトップの設定です。
+<pre>
+ Device 1K-blocks Used Avail Capacity Priority
+ /dev/cgd1a 131827 8828 122999 7% 0
+</pre>
+
+<SECTION>ブート関連の質問
+<ENTRY>why-single-user シングルユーザーモードってなに? 必要な理由と使い方は?
+'single-user' モードはカーネルがブートした時の状態で、
+コンソール上で1つのシェルが動いています。
+シングルユーザーで起動すると、ルートファイルシステムだけが
+リードオンリーでマウントされます。
+多くのユーザーにとって、シングルユーザーモードは:
+<ul>
+<li>傷んでる疑いのためにファイルシステムに <tt>fsck</tt> をかける。
+<li> <tt>/etc</tt> にある傷んだシステム設定ファイルを編集する。
+<li>ダウンロードあるいは自分でコンパイルした新しいバイナリーセットをインストールする。
+<li>ユーザープロセスからの干渉を気にせずにファイルシステムのバックアップをとる
+</ul>
+動作中のシステムから、 root 権限で
+ '<tt><b>shutdown now</b></tt>' を実行することで、
+シングルユーザーモードに入れます。
+または、システムの起動中に、
+ '-s' フラグを使う(この方法はポートごとによってさまざまです)
+ことでもできます。
+<p>
+シングルユーザーで起動した場合には、次のようないくつかのコマンドが便利かもしれません:
+<ul>
+<li><tt><b>fsck -p ; mount -va</b></tt><br>
+ fsck(8) でファイルシステムをチェックし、それを mount(8) で使える状態にします。
+<li><tt><b>set -E</b></tt><br>
+ コマンドライン編集を有効にします。
+<li><tt><b>TERM=vt220 ; export TERM</b></tt><br>
+ 'vi(1)' のようなエディターが動作できるように、
+ TERM 変数を設定し、 export します。
+ 注意: コンソールタイプによって 'vt220' を別のターミナルタイプにする必要があります。
+<li><tt><b>sh /etc/rc.d/network start</b></tt><br>
+ ネットワークを起動します。
+ nfs マウントされたファイルシステムがあるなら、
+ fsck と mount の前に実行する必要があるでしょう。
+ NetBSD 1.5 より前のシステムの場合は、このコマンドは
+ <tt><b>sh /etc/netstart</b></tt><br> にします。
+</ul>
+
+<ENTRY>single-user-to-multi-user どうやって、シングルユーザーからマルチユーザーに移行するの
+シングルユーザーシェルを "exit" か ctrl-D で抜けてください。
+<p>
+
+これで、システムはマルチユーザーモードで起動し、各種サービス等が開始されます。
+シングルユーザーからマルチユーザーへの移行の際にはディスクが検査されないことに
+注意してください。
+<p>
+
+<ENTRY>boot-messages ブートメッセージはどうやって読むの?
+システムメッセージバッファーは dmesg(8) で表示できます。
+これは(1.4 以降では)いつも起動後ごとにすぐに
+ /var/run/dmesg.boot に自動的に貯められます。
+カーネルインストールで kernfs ( mount_kernfs(8) を見よ)
+が有効になっているなら、
+ <tt><b>more /kern/msgbuf</b></tt> もしてください。
+
+<ENTRY>shutting-down どうやって機械をシャットダウンするの?
+シングルユーザーモードに落ちるなら、
+ '<b><tt>shutdown now</tt></b>' を使ってください。
+機械を停止するのなら
+ '<b><tt>shutdown -h now</tt></b>' を使ってください。
+いくつかのポートでは、実際に電源を落とすなら
+ '<b><tt>shutdown -p now</tt></b>' を使う必要があります。
+完全な詳しいことは shutdown(8) マニュアルページを見てください。
+
+<ENTRY>rebooting どうやって、機械をリブートするの?
+'<b><tt>shutdown -r now</tt></b>' か '<b><tt>reboot</tt></b>' を使ってください。
+ より細かいことは shutdown(8) や reboot(8) マニュアルページを見てください。
+
+<ENTRY>cron-reboot 起動時にプログラムを開始する
+システムのブート時にプログラムを起動するに、 <tt>/etc/rc.local</tt>
+にあらゆるコマンドを追加することがでいます。これは、ブート過程の
+一番最後に実行されます。
+<p>
+
+root 以外の大多数のユーザー向けの代替策として、
+( NetBSD で使っている) Vixie cron(8) の特別な時間指定 <strong>@reboot</strong>
+は、与えられたプログラムを cron(8) 起動時に開始することが可能です。
+それはたいてい、システム起動時と一致します。これは root 特権の無いユーザーに、
+起動時にコマンドを自動的に実行させることを許しているということです。
+<p>
+
+
+<SECTION>メモリー/スワップの構成
<ENTRY>swap スワップスペース(空間)はどのくらい
古い unix システムでは、RAM の倍ほどの大きさのスワップスペースが推奨されています。
これはなぜなら RAM のアクティブページは swap 上に配置されていなければならず、
@@ -1395,72 +1835,106 @@
<pre> # <b>dd if=/dev/zero bs=1m count=10 of=/somefilesystem/swap</b>
# <b>chmod 600 /somefilesystem/swap</b>
# <b>swapctl -a -p 1 /somefilesystem/swap</b></pre>
-
- `dd(1)' コマンド が creates a 10 MByte の
+ `dd(1)' コマンド が 10 MByte の
`<tt>/somefilesystem/swap</tt>' ファイルをつくります。
+ このスワップファイルは、特権のないユーザーが
+ その内容を読めないように、 chmod(1) 600 をする必要があります
+ (swapctl(8) は誰でも読めるファイルは拒否します) 。
+ そして、 `swapctl(8)' コマンドは
+ <tt>/somefilesystem/swap</tt> を
+ 優先度 1 のシステムスワップ領域として加えます。
+ 優先度 0 が (デフォルトの) 最も高い優先度です。
+ 優先度 1 にする理由は、ファイルへのスワップはわずかに遅いので、
+ これを使うのは従来型のスワップを使い切ったときだけにしたいからです。
+ <p>
+ このファイルをずっとスワップとして使うようにし、
+ リブートの都度有効にするため、 /etc/fstab
+ に以下のように書いておきます:
+ <pre>/somefilesystem/swap none swap sw,priority=1 0 0</pre>
+ </ol>
+<ENTRY>tuning-vm メモリーが少ないシステムでの性能改善のための仮想メモリーの調整
+tech-kern メーリングリストの <a href=http://mail-index.NetBSD.org/tech-kern/2002/11/27/0005.html>
+Simon Burge の記事</a>によれば、仮想メモリーの設定に手を加えることで、
+メモリーの少ないマシンの性能を大幅に改善することができます。
+この記事をすべて読んだうえで、どう設定すべきか決めることが最善ではありますが、
+要点は、 <tt>sysctl -w vm.anonmax=95</tt> を実行するとよいということです。 sysctl(3)
+マニュアルページによれば、これは「匿名アプリケーションデータを保持するために、
+他のメモリーの用途から取り戻される物理メモリーのパーセンテージ」を変更します。
- このスワップファイルは
- chmod(1) 600 をする必要があり、それで、特権のないユーザーが
- その内容を読めなくなります
- (swapctl(8) は読むことができるファイルの世界を
- 拒否します).
+<SECTION>その他の疑問
- そして、 `swapctl(8)' コマンドは
- 優先度1 のシステムスワップ領域として
- <tt>/somefilesystem/swap</tt> に加えます。
+<ENTRY>editing-files NetBSD でのファイル編集
+基本システムには2通りの明らかな選択肢があって:
+<ul>
- 優先度 0 は (デフォルトの) 最も高い優先度で、
- ファイルへのスワップはその部分についてだけは、
- すべて従来型のスワップを使うよりもわずかに遅いからです。
+<li><b>ed(1) (Line 指向 のテキストエディター)</b><br>
- </ol>
+ <tt>ed</tt> は非常に単純なテキストエディターです。
+ これには、コマンドモード(起動時に選択されている)と
+ 入力(インプット)モードがあります。
-<ENTRY>moving-usr /usr をルートからほかのパーティションに移す
- <ol>
- <li>
+ その一番の利点は、 '/' ファイルシステムだけがマウントされた
+ シングルユーザーモードでも存在していて、
+ 正しいターミナルタイプに設定されていなくても動作することです。
- 希望する新しい位置(例えば <tt>/dev/sd0e</tt>)が
- 存在する他のどのパーティションとも重ならないことを確かめます。
- disklabel(8) の出力をチェックします。
- <li>それにまだファイルシステムがないなら、実行し
- <dl>
- <dd><tt># <b>newfs /dev/sd0e</b></tt></dd>
- </dl>
- <li>それをマウントし、データを向こうへコピーします:
- <dl>
- <dd><tt># <b>mount /dev/sd0e /mnt</b></tt></dd>
- <dd><tt># <b>cd /usr</b></tt></dd>
- <dd><tt># <b>pax -rw -pe . /mnt</b></tt></dd>
- <dd><tt># <b>umount /mnt</b></tt></dd>
- </dl>
- <li>
-Edit
- <tt>/etc/fstab</tt> を編集し、
- '<tt>/dev/sd0e /usr ffs rw 1 2</tt>' を加えます。
- ( <tt>/dev/sd0e</tt> はあなたの状況に 変えて下さい)。
- <li>シングルユーザーモードに shutdown し、
- 新しいマウントポイントをつくります:
- <dl>
- <dd><tt># <b>shutdown now</b></tt></dd>
- <dd><tt># <b>mv /usr /usr.old</b></tt></dd>
- <dd><tt># <b>mkdir /usr</b></tt></dd>
- </dl>
- <li>システムを起動し、テストし、まったく良好なら、
- '<tt>rm -rf /usr.old</tt>' します。
- </ol>
+ ed(1) の基本的な理解をすることは、価値のあることで、
+ - 非常時に、 fstab(5) と rc.conf(5) ファイルを直すのに充分です。
+
+<li><b>vi(1) (Screen 指向のテキストエディター)</b><br>
+
+ <tt>vi</tt> は ex(1) のコマンドモードとインプットモードを持ち、
+ だが、フルスクリーンビジュアルインターフェースが加えられています。
+
+ vi は基本インストールで存在する唯一のスクリーンエディターで、
+ 実行には、妥当なターミナルタイプが要求されます。<br>
+
+ たくさんのオンラインの vi チュートリアル(個人指導)があって:
+ <ul>
+ <li><PKGSRC>editors/vilearn - pkgsrc にあって、高く推奨します。
+ <li><a href="http://www.thomer.com/vi/vi.html">
+ VI 愛好者ホームページ(英文)</a>.
+ <li><a href="https://engineering.purdue.edu/ECN/Resources/KnowledgeBase/Categories/editors/vi/">Purdue
+ University Engineering Computer Network</a>.
+ <li><a href="http://engr.smu.edu/co/help/vi-tutorial.html">
+ Southern Methodist University のいくつかの参考文献</a>
+ </ul>
+ rc.conf(5) の設定に vi を使うことを試みるなら、
+ <a href="#why-single-user">シングルユーザーモード</a> の
+ 項目を読むべきです。
+</ul>
+<p>
+
+pkgsrc の <PKGSRC>editors カテゴリーには、沢山の数のエディターがあって:
+<ul>
+<li><b><PKGSRC>editors/joe</b><br>
+
+ WordStar と emacs のキーバインド (<i>jstar</i>, <i>jmacs</i>) を
+ エミュレートできる小さくて高速なエディター
+ <PKGSRC>editors/joe は Borland IDEs を使う人達に知られているでしょう。
+<li><b><PKGSRC>editors/pico</b><br>
+ 非常にシンプルに使えるテキストエディターで、
+ <PKGSRC>mail/pine メール パッケージで使われています。
+<li><b><PKGSRC>editors/nedit</b><br>
+ シンプルだけど便利な、融通の利く X ベースの GUI エディター。
+<li><b><PKGSRC>editors/emacs</b><br>
+ ことわざにある 'なんでもかんでも (everything and the kitchen sink)'
+ なエディターで、完全な lisp インタープリターを含みます。
+ 小さな機械には推奨されません。
+</ul>
+
+
<ENTRY>rebuilding-dev /dev の再構築
/dev ディレクトリーには、
ハードウェアと 擬似デバイスをアクセスするために必要な
デバイスファイルが含まれています。
もしそれが、ダメージを受けていれば、
-もっと不思議なことが結果として起こるでしょう。<br>
-
+もっと不思議なことが結果として起こるでしょう。<br>
/dev ディレクトリーを再構築するには、
-まずシングルユーザーで起動するべきです。
- (マルチユーザーででもできるかもしれないが、推奨しません), そして:
+まずシングルユーザーで起動するべきです
+ (マルチユーザーででもできるかもしれないが、推奨しません)。そして:
<blockquote>
<ul>
@@ -1475,40 +1949,30 @@
</blockquote>
<ENTRY>connecting-a-ups NetBSD システムに UPS をつなぐ
-
UPS をつなぐのは単純なことだけど、
監視して、電源が落ちたときに、
きちんと NetBSD をシャットダウンするには、ちょっとした事が必要で:<br>
-
Simon J. Gerraty は
-<a href="http://www.quick.com.au/sjg/apcmon.html">APC Smart-UPS</a> を使うための
+<a href="http://www.crufty.net/sjg/apcmon.html">APC Smart-UPS</a> を使うための
ページを開設しています。
-
UPS と通信するソフトウェアを書くには、 tcsetattr() 経由で
softcar フラグを設定する必要があるでしょう。
-
Wolfgang Rupprecht は、簡単なフィールド調査をしました:
<p>
<blockquote>
-
UPS インターフェースは異なる2種類の型があって、
ときどき、同じ UPS に両方存在しています。
-
- UPS についている 9ピンのコネクターには、決して、普通の PC-style RS-232 として配線しないでください。
+UPS についている 9ピンのコネクターには、決して、普通の PC-style RS-232 として配線しないでください。
最善のものは、 3芯で、それを保つようにピンを再配置した RS-232 インターフェースです。
-
最悪なのは、内部信号端子(??)が RS-232 の 信号電圧 ですらなく、
変わったケーブルを使う必要のあるもので、
そのケーブルは電圧レベル変換装置がついていて、
それによってRS-232 ポートから見えるようになっているものです。
-
後者の型のインターフェースからの信号は、
1bit(通常/電源断)の信号を送出するだけです。
-
それは DCD のような モデム制御信号 で処理されるべきで、
プログラム経由でモデム制御信号の状態をチェックして検出するべきです。
-
- 注意しないと、 UPS に付いてきた、モデム制御信号だけのケーブルと
+注意しないと、 UPS に付いてきた、モデム制御信号だけのケーブルと
本物の RS-232 ケーブルがごっちゃになってしまいます。
<br><br>
@@ -1549,263 +2013,29 @@
私は、標準規格についての公開された文書を見つけることができませんでした。
</blockquote>
-<ENTRY>non-export-useability インストールで secr.tgz 配布物を入れずに NetBSD を実行することができますか?
-
-はい。 security distributions は、
- NetBSD 1.5 以前のバージョンにおいて、 DES 解読コードに加えて、
-kerberized 版の telnet のようなユーティリティーが含まれているにすぎないです。
-
-
- 標準 NetBSD 配布物 は NetBSD システムが動くのに充分な 暗号化をするコードが入っています。
-
- NetBSD 1.5 から始めると、
-暗号化コードのために分離されたアーカイブ 'secr.tgz' はもはやありません。
-
- secr.tgz 配布物を見つけられず、それなしに走らせることができるのか
-単純に不思議に思っただけなら、
-1.5 リリース前の NetBSD リリース配布物 tree の
-"<arch>/binary/security" サブディレクトリー
-に見つけることができるでしょう。
-
-<ENTRY>why-single-user シングルユーザーモードってなに、どうして、なんのため?
-'single-user' モードはカーネルがブートした時の状態で、
-コンソール上で1つのシェルが動いています。
-
-シングルユーザーで起動すると、ルートファイルシステムだけが
-リードオンリーでマウントされます。
-
-多くのユーザーにとって、シングルユーザーモードは:
-
-<ul>
-<li>傷んでる疑いのためにファイルシステムに <tt>fsck</tt> をかける
-<li> <tt>/etc</tt> にある傷んだシステム設定ファイルを編集する。
-<li>ダウンロードあるいは自分でコンパイルした新しいバイナリーセットをインストールする。
-<li>ユーザープロセスからの干渉を気にせずにファイルシステムのバックアップをとる
-</ul>
-
-動作中のシステムから、 root 権限で
- '<tt><b>shutdown now</b></tt>' を実行することで、
-シングルユーザーモードに入れます。
-または、システムの起動中に、
- '-s' フラグを使う(この方法は port ごとによってさまざまです)
-ことでもできます。
-
-<p>
-
-シングルユーザーで起動すると、
-次のようないくつかの便利なコマンドが見つけます:
-
-<ul>
-<li><tt><b>fsck -p ; mount -va</b></tt><br>
- fsck(8) でファイルシステムをチェックし、それを mount(8) で使える状態にします。
-<li><tt><b>set -E</b></tt><br>
- コマンドライン編集を有効にします。
-<li><tt><b>TERM=vt220 ; export TERM</b></tt><br>
- 'vi(1)' のようなエディターが動作できるように、
- TERM 変数を設定し、 export します。
- 注意: コンソールタイプによって 'vt220' を別のターミナルタイプにする必要があります。
-<li><tt><b>sh /etc/rc.d/network start</b></tt><br>
- ネットワークを起動します。
- nfs マウントされたファイルシステムがあるなら、
- fsck と mount の前に実行する必要があるでしょう。
- NetBSD 1.5 より前のシステムの場合は、このコマンドは
- <tt><b>sh /etc/netstart</b></tt><br> にします。
-</ul>
-
-<ENTRY>single-user-to-multi-user どうやって、シングルユーザーからマルチユーザーに移行するの
-シングルユーザーシェルを "exit" か ctrl-D で抜けてください。
-<p>
-
-これで、システムはマルチユーザーモードで起動し、各種サービス等が開始されます。
-シングルユーザーからマルチユーザーへの移行の際にはディスクが検査されないことに
-注意してください。
-<p>
-<ENTRY>read-only-to-read-write どうやって'リードオンリー'ファイルシステムを読み書きできるようにマウントするの?
-
- mount(8) の <tt>-u</tt> (update) スイッチを使ってください:
- '<b><tt>mount -u /</tt></b>'。
-
-より好ましいことに、シングルユーザーで起動すると、
- root ファイルシステムは、標準でリードオンリーでマウントされます。
-
-これは、マルチユーザーでシステムが起動する前に、
-手動で fsck を走らせる機会を与えてくれます。
-
-読み書きできるように、
- <tt>/etc/fstab</tt> の全てのファイルシステムをマウントするもうひとつの方法は
- '<b><tt>mount -a</tt></b>' をつかうことです。
-
-<p>
-しかしながら、これをする一番良い方法は、シングルユーザーシェルを抜けて
-マルチユーザーモードに入ることです。
-これで、 <tt>/etc/fstab</tt> に載せられているモードで
-その全てのファイルシステムをマウントします。
-
-<ENTRY>using-fsck いつ fsck を使うのが安全なの?
- fsck(8) は、アンマウントされているか、
-リードオンリーのファイルシステムにだけ
-使うようにしてください。
-
-読み書きできるファイルシステムに
- fsck(8) をかけることは危険で、ファイルシステムをより悪くしてしまうかもしれません。
-シングルユーザーモードでシステムを起動すれば、リードオンリーでマウントされます。
-
-そこで '<b><tt>fsck -p</tt></b>' とすることで、
-システムがマルチユーザーモードで起動する前に、
-全てのファイルシステムをチェックすることができます。
-
-もし、ファイルシステムに既に "clean," とマークされているけど、
-それでもまだチェックしたいなら、
- <tt>fsck(8)</tt> に <tt>-f</tt> フラグ を使うことができます。
-<p>
-
-fsck を使って、ファイルシステムがなにかの変更がされたら
-たぶん、ディスクを同期せずに機械をすぐリブートするために
- '<b><tt>reboot -n</tt></b>'
-と打つのが、一番良いことでしょう。
-
-<ENTRY>boot-messages ブートメッセージはどうやって読むの?
-
-システムメッセージバッファーは dmesg(8)で表示できます。
-これは(1.4 以降では)いつも起動後ごとにすぐに
- /var/run/dmesg.boot に自動的に貯められます。
-カーネルインストールで kernfs ( mount_kernfs(8) を見よ)
-が有効になっているなら、
- <tt><b>more /kern/msgbuf</b></tt> もしてください。
-
-<ENTRY>shutting-down どうやって機械をシャットダウンするの?
-
-シングルユーザーモードに落ちるなら、
- '<b><tt>shutdown now</tt></b>' を使ってください。
-
-機械を停止するのなら
- '<b><tt>shutdown -h now</tt></b>' を使ってください。
-
-いくつかの port では、実際に電源を落とすなら
- '<b><tt>shutdown -p now</tt></b>' を使う必要があります。
-完全な詳しいことは shutdown(8) マニュアルページを見てください。
-
-<ENTRY>rebooting どうやって、機械をリブートするの?
-'<b><tt>shutdown -r now</tt></b>' か '<b><tt>reboot</tt></b>' を使ってください。
- より細かいことはshutdown(8) や reboot(8) マニュアルページを見てください。
-
-<ENTRY>kernfs <tt>/kern</tt> は何に使われているの?
-それは、 kernfs ファイルシステムのマウントに使われています。
- mount_kernfs(8) マニュアルページを見てください。
-
-<ENTRY>procfs <tt>/proc</tt> は何に使われているの?
-
-それは、 procfs ファイルシステムのマウントに使われています。
-
- <i>The Design and Implementation of the 4.3BSD UNIX Operating System</i>
- by Leffler,McKusick, et al., p. 104-5, 436. を調べてください。
- mount_procfs(8) マニュアルページも見てください。
-<p>
-
-これは、普通 root で '/proc' ディレクトリーを使うのに使われ、
- /etc/fstab ( fstab(5) を見よ) に次のように加えられています:<br>
-<tt>/proc /proc procfs rw 0 0</tt>
-
<ENTRY>changing-motd <tt>/etc/motd</tt> を何らかの変更をしてももとの内容に戻ってしまいます
-
-ヘッダーを消すと、起動時にスタートアッププロセスがあなたのした変更を上書きします。
-
+<tt>/etc/motd</tt> のヘッダーを消すと、
+起動時にスタートアッププロセスがあなたのした変更を上書きします。
これは、 <tt>/etc/rc.conf</tt> 内で <tt>update_motd=NO</tt> と
設定することで無効にすることができ、
これで、<tt>/etc/motd</tt> にはまったく手が加わらなくなり、
あなたが、変更することができるようになります。
-<ENTRY>selling-hardware どこへ NetBSD 関連のハードウェアを売ればいいの?
+<ENTRY>selling-hardware どこへ NetBSD 関連のハードウェアを売ればいいの?
補助アイテムのために、一般的に、
その port の <a href="../../MailingLists/">メーリングリスト</a> と、
<a href="mailto:netbsd-forsale@mono.org">netbsd-forsale@mono.org</a>
-に投稿することができます。
-<br>
-
+に投稿することができます。<br>
NetBSD の開発を支援するために何らかのハードウェアを寄付したいのなら、
<a href="../../contrib/hardware.html">ハードウェア寄付ページ</a> をチェックするか、
- <a href="mailto:core@NetBSD.org">core@NetBSD.org</a> に連絡してください。
+ <a href="mailto:finance-exec@NetBSD.org">finance-exec@NetBSD.org</a> に連絡してください。
-<ENTRY>create-mpeg3 オーディオ CD からMP3 (MPEG layer 3) ファイルを作る
+<ENTRY>setup-ccd ストライプ (ccd) ドライブを設定する
-<i><b>どうか注意:</b> これらの方法は <PKGSRC>audio/cdd パッケージ だけで確認をしていて、
- <PKGSRC>audio/tosha や <PKGSRC>audio/cdparanoia パッケージでは確認していません。
-</i>
-
-
- <p> オーディオ CD から MPEG layer 3 (<tt>MP3</tt>) ファイルを作る
- 基本的な 段階step は
- ( <a href="../software/packages.html">NetBSD パッケージコレクション </a> のソフトウェアを使って)
-こうやって:
-<p>
-<ol>
-<li> CD からオーディオデータを<a href="#rip">抽出 (<i>rip</i>)</a> します。
- さらなる説明は、 ``<a href="#cdrom-audio">Using audio CDs with
- NetBSD</a>'' を参照してください。
- <p>
-
-<li>CD オーディオフォーマットを WAV フォーマットに変換します。
- この作業のために必要なことは、リッピングプログラム (tosha、 cdd など)
- がまだ用意できていない場合に、これを用意するだけです。
- <p>
- <ul>
- <li>
- <PKGSRC>audio/sox package をつかって、(次のように)打ちます:
- <p>
- <dl><dd><tt><b>sox -s -w -c 2 -r 44100 -t cdr track-02.cda
- track-02.wav</b></tt></dd></dl>
- <p>
-
- これで raw CD フォーマット <tt>track-02.cda</tt> が
- 符合あり( <b>s</b>igned) 16-bit 語長(<b>w</b>ords)、
- 2 チャンネル(<b>c</b>hannels)、
- サンプリングレート(sampling <b>r</b>ate) 44100kHz の
- WAV フォーマット <tt>track-02.wav</tt>
- に変換されるでしょう。
-
- </ul>
-<p>
-<li> WAV ファイルを MP3 フォーマットにエンコードします。
- <p>
- <ul>
- <li> <PKGSRC>audio/bladeenc パッケージを使って、打ちます:
- <p>
- <dl><dd><tt><b>bladeenc -128 -QUIT track-02.wav</b></tt></dd></dl>
- <p>
-
- これで、 <tt>track-02.wav</tt> は
- ビットレート <b>128</b>kBit/sec の MP3 フォーマットで、
- <tt>track-02.mp3</tt> にエンコードされるでしょう。
-
- bladeenc のドキュメンテーションが ビットレートのより詳しいことを記述しています。
- <p>
- <li> <PKGSRC>audio/lame パッケージをつかって、打ちます:
- <p>
- <dl><dd><tt><b>lame -p -o -v -V 5 -h track-02.wav
- track-02.mp3</b></tt></dd></dl>
- <p>
- あなたの好みやハードウェアによって、
- もっと低い品質で使いたいかもしれません。
- </ul>
-</ol>
-<p>
-
-できあがった MP3 ファイルは、
-<PKGSRC>audio/maplay, <PKGSRC>audio/mpg123, や <PKGSRC>audio/splay パッケージの
-いずれでも再生できます。
-
-<ENTRY>cron-reboot 起動時にプログラムを開始する
-
-( NetBSD で使っている) Vixie cron(8) の
- 特別な <strong>@reboot</strong> 時 仕様は、
- cron(8) 起動時 に与えられたプログラムを開始することが可能でした。
-それはたいてい、システム起動時と一致します。
-
-これは root 特権 の無いユーザーに、
-起動時にコマンドを自動的に実行させることを許しているということです。
+ディスクストライピングは、 NetBSD では RAIDframe または ccd(4) を使っておこなうことができます。
+ここでは ccd(4) の使い方を説明します。
-<ENTRY>setup-ccd ccd ドライブを設定する
<ol>
<li>全てのディスクに disklabel をつけます:<br>
@@ -1848,8 +2078,8 @@
(連絡先 - <a href="http://www.NetBSD.org/cgi-bin/feedback.cgi">英語</a>,
<a href="mailto:www@JP.NetBSD.org">日本語:
www@JP.NetBSD.org</a>)<br>
- $NetBSD: index.list,v 1.71 2001/10/26 00:39:47 hubertf Exp $<br>
- <a href="../../Misc/disclaimer.html">Copyright © 1996-2003
+ $NetBSD: index.list,v 1.111 2004/08/30 08:38:46 darcy Exp $<br>
+ <a href="../../Misc/disclaimer.html">Copyright © 1994-2004
The NetBSD Foundation, Inc. ALL RIGHTS RESERVED.</a>
</small>
</address>