[Date Prev][Date Next][Thread Prev][Thread Next][Date Index][Thread Index]
Re: README.sup
許です。
> さっさと訳して投げます。
なんか soda さんのだけで、ほとんど出来てしまっていたので、ろくに作業
してませんが出来ました。
問題は、どこに cvs ci するかですが、とりあえず attach します。
場所決めないとね。
ほ
Document ref: $NetBSD: README.sup,v 1.29 1998/09/13 13:45:41 lukem Exp $
SUPを使ってNetBSDのソースやリリースをインストールする方法について
-----------------------------------------------------------------
SUPはCMUで作られた、ネットワークを利用してソフトウェアを配布するためのインストレー
ションパッケージです。SUPについての詳しい情報は、man ページを見て下さい。
SUPはsupfileと呼ばれる設定ファイルを読み、その情報に基づいてファイル群のどの"コレ
クション"が必要かを判断し、これを倉庫(repository)から入手します。以下はNetBSDの
current release(最新版)を入手するためのsupfileの例です。
(注) 各行は、読みやすくするために改行を加えています。行末の"\"はsupfile中では利用
できません。設定は必ず1行で記載して下さい。
current release=allsrc host=sup.NetBSD.ORG hostbase=/ftp/pub \
base=/usr prefix=/usr \
backup use-rel-suffix
current release=security host=sup.NetBSD.ORG hostbase=/ftp/pub \
base=/usr prefix=/usr \
backup use-rel-suffix
current release=doc host=sup.NetBSD.ORG hostbase=/ftp/pub \
base=/usr prefix=/usr \
backup use-rel-suffix
#current release=othersrc host=sup.NetBSD.ORG hostbase=/ftp/pub \
base=/usr prefix=/usr \
backup use-rel-suffix
このsupfileは、"current"コレクションの"allsrc", "security", "doc"を、ローカルマシンの
/usr ディレクトリーに持って来るためのものです。"othersrc"コレクションはコメントアウト
されているので、取り込まれません。
(注: 合衆国の輸出規制に従うため、日本から "security" を取得してはいけません。下記
の注を参照。)
supfileの各行には、supサーバにおけるコレクションのある場所を示すキーワードと、それ
をローカルホストにどのように取り込むかを記載します。
release - 取り込むコレクションのリリース
host - supコレクションが置いてあるホストの名前。
NetBSD は sup.NetBSD.ORG .
hostbase - "host"のコレクションが置かれている場所(base)へのパス名。
NetBSDの場合は "/ftp/pub".
base - ローカルマシンにおいてインストールする場所へのパス名
prefix - アップデートのための sup 情報の置き場所へのパス名
通常はbaseと同じ。
The "compress" option will use gzip to compress the
files before transfer and gunzip them on the receiving end. This option
can be used to cut down on the number of transmitted bytes.
supfile には、いくつかのオプションを設定することもできる。"old"オプションは
前回の supアップデートより新しいものを取り込むだけでなく、変更のあったファイ
ルすべてをsupにチェックさせます。通常supは変更のあったファイルを取り込み、
ローカルファイルに上書きしますが、supfile で "backup" オプションを指定してお
くと、supコレクション提供側でバックアップのために古いファイルを改名して残し
ておくよう指定されている場合に、その機能が有効になります。"delete" オプショ
ンを指定すると、コレクション元で存在しなくなったファイル全てを、ローカルディ
スクからも消去します。- この機能は気を付けて利用して下さい。"keep"オプショ
ンを指定すると、ローカルで変更のあったファイルに関しては、更新を行わないよ
うにしないようにします。"compress" オプションは、転送に先だち gzipで圧縮
を行ない、受けとったあとにgunzipします。このオプションを利用する事で、転送
するバイト数を減らすことができます。
(訳注: NetBSD を sup で取得する際には "delete" オプションを指定した方がよい
でしょう。さもないと、本来不要なファイルが残ってしまいます)
もしあなたが現状のソースツリーを保存しておきたいならば、'base' と 'prefix' は
/usr 以外のなにかに設定してください。
sup.NetBSD.ORG の supサーバは次のコレクションを提供しています。
mirror
ftp.NetBSD.org:~ftp/pub/NetBSD の全内容。
これは、NetBSD の ftp 領域の大部分をミラーする人のためにあります。
current
NetBSD-current のソース
以下のリストに、それぞれのコレクションで指定する release 名を挙げます。
それぞれのバイナリ・リリースに関する詳細な情報は、ftp.netbsd.org 以外のどこかにあります。
コレクション release 内容
----------------------------------------------------------------------
mirror all ftp.NetBSD.ORGの~ftp/pub/NetBSD全体
mirror all-export all と同様、ただし米国外に輸出可能なもの
mirror 1.3 NetBSD 1.3 release (.../NetBSD-1.3)
mirror 1.3-export 1.3 と同様、ただし米国外に輸出可能なもの
mirror 1.3.1 NetBSD 1.3.1 release (.../NetBSD-1.3.1)
mirror 1.3.1-export 1.3.1 と同様、ただし米国外に輸出可能なもの
mirror 1.3.2 NetBSD 1.3.2 release (.../NetBSD-1.3.2)
mirror 1.3.2-export 1.3.2 と同様、ただし米国外に輸出可能なもの
mirror current NetBSD-current ソース (.../NetBSD-current)
mirror current-export current と同様、ただし米国外に輸出可能なもの
mirror current-tar tarでアーカイブされたNetBSD-current ソース
(.../NetBSD-current/tar_files)
mirror current-tar-export
current-tar と同様、ただし米国外に輸出可能なもの
mirror arch -current のバイナリ・スナップショット (../arch)
mirror arch-export arch と同様、ただし米国外に輸出可能なもの
mirror arch-alpha Alpha 用バイナリ (.../arch/alpha)
mirror arch-amiga Amiga 用バイナリ (.../arch/amiga)
mirror arch-arm32 Arm32 用バイナリ (.../arch/arm32)
mirror arch-atari Atari 用バイナリ (.../arch/atari)
mirror arch-bebox BeBox 用バイナリ (.../arch/bebox)
mirror arch-hp300 HP9k/300 用バイナリ (.../arch/hp300)
mirror arch-i386 i386 用バイナリ (.../arch/i386)
mirror arch-m68k M68k CPU 用バイナリ (.../arch/m68k)
mirror arch-mac68k Mac 用バイナリ (.../arch/mac68k)
mirror arch-macppc PowerMac 用バイナリ (.../arch/macppc)
mirror arch-mips MIPS CPU 用バイナリ (.../arch/mips)
mirror arch-mvme68k MVME 用バイナリ (.../arch/mvme68k)
mirror arch-newsmips Sony NEWS 用バイナリ (../arch/newsmips)
mirror arch-next68k NeXT 用バイナリ (../arch/next68k)
mirror arch-ofppc OpenFirmware PowerPC 用バイナリ (.../arch/ofppc)
mirror arch-pc532 pc532 用バイナリ (.../arch/pc532)
mirror arch-pica PICA 用バイナリ (.../arch/pica)
mirror arch-pmax pmax 用バイナリ (.../arch/pmax)
mirror arch-powerpc PowerPC 用バイナリ (.../arch/powerpc)
mirror arch-sparc Sparc 用バイナリ (.../arch/sparc)
mirror arch-sun3 Sun3 用バイナリ (.../arch/sun3)
mirror arch-vax VAX 用バイナリ (.../arch/vax)
mirror arch-x68k x68k 用バイナリ (.../arch/x68k)
mirror mailing-lists NetBSD mailing-list アーカイブ
(.../mailing-lists)
mirror misc その他の内容 (.../misc)
mirror packages NetBSD に移植されたソフトウェア (.../packages)
mirror distfiles packages で使うファイルのコピー (.../packages/distfiles)
current allsrc 輸出規制されたファイルを除く、NetBSD-current ソース。
(下記の"security" release および、注を参照)
current bmake NetBSD-current Berkeley 'make' ソース
current doc NetBSD-current 'doc' ディレクトリ
current games NetBSD-current ゲーム
current gnu NetBSD-current GNU ソース
current include NetBSD-current include ファイル
current ksrc NetBSD-current カーネル全体と
若干の関連するコマンドのソース
current ksrc-common カーネルのマシンに依存しない部分と若干
の関連するコマンドのソース
current ksrc-alpha alpha 依存部のカーネル・ソース
current ksrc-amiga amiga 〃
current ksrc-arm32 arm32 〃
current ksrc-atari atari 〃
current ksrc-bebox bebox 〃
current ksrc-hp300 hp300 〃
current ksrc-i386 i386 〃
current ksrc-mac68k mac68k 〃
current ksrc-macppc macppc 〃
current ksrc-mvme68k mvme68k 〃
current ksrc-newsmips newsmips 〃
current ksrc-next68k next68k 〃
current ksrc-ofppc ofppc 〃
current ksrc-pc532 pc532 〃
current ksrc-pica pica 〃
current ksrc-pmax pmax(DECstation)〃
current ksrc-sparc sparc 〃
current ksrc-sun3 sun3 〃
current ksrc-vax vax 〃
current ksrc-x68k x68k 〃
current othersrc その他の有用だが必須ではないソース
current regress 退行テスト
current security セキュリティ関連ソース (下記の注を参照)
current src カーネル、ゲーム、GNU、退行テスト、輸出規制
されたファイルを除いたソース
current pkgsrc "packages" のソース (distfiles を除く)
current tar_files 輸出規制されたファイルを除く、
NetBSD-currentとothersrcのソースファイルを
tar, gzipしたもの
もしあなたが、特定プラットフォーム向けのカーネルソースだけを欲しい場合の
ために"current" コレクションで "ksrc" の代わりに指定するサブリリースがあ
ります。このサブリリースを指定する場合は"ksrc-common" リリースも取り込
む必要があることを忘れないで下さい。
ksrc-common
すべての部分に共通なカーネルソース
ksrc-alpha, ksrc-amiga, ksrc-arm32, ksrc-atari, ksrc-bebox,
ksrc-hp300, ksrc-i386, ksrc-mac68k, ksrc-macppc, ksrc-mvme68k,
ksrc-newsmips, ksrc-next68k, ksrc-ofppc, ksrc-pc532, ksrc-pica,
ksrc-pmax, ksrc-sparc, ksrc-sun3, ksrc-vax, ksrc-x68k
それぞれのプラットフォーム向けのカーネルソース
セキュリティ・リリースは、合衆国以外のサイトからsupしてはいけません。また、
ミラー・コレクションにおいて、"-export"がついていないリリースでは無く、
"-export"リリースを利用して下さい。詳しくは"README.export-control"ファイル
を読んで下さい。
NetBSD の(例えば 1.3.2のような)正式リリース版を取り寄せる場合には、sup
を使うよりも、ftp を使って ftp.NetBSD.org ないし適切なミラーサイトから
取り寄せる方が適しています。
<重要!!>
current は、NetBSD開発の日々のスナップショットでしかなく、ビルドできる
かどうか(もしくは動くかどうか)を保証するものではないことを理解してくだ
さい。利用する場合は御自分の責任どうぞ!
NetBSDの安定したリリースもsupを使って入手できます。この方法はリリース
アナウンスに入っています。
supを走らせる前に、あなたのマシンの /etc/services に次のエントリがある
ことを確認して下さい。
supfilesrv 871/tcp # for sup
実際に(ファイルの)アップデートせずにsupを使う場合、'-f'フラグをつけて下さい。
'-v'は冗長 (verbose) 表示のオプションで、supが何をしているのかを確認することが
できます。
sup -fv supfile
supのバイナリ、manページとsupfileの見本は、NetBSD-1.3 以降のリリースに
含まれています。supfile の見本は /usr/share/examples/supfiles にありま
す。から入手可能です。これらについての御意見は "sup@NetBSD.ORG"にお願
いします。
NetBSD "current"を使っているユーザのためのメーリングリストがあります。
これに参加するには、メールの本文に"info"と書いたメールを"majordomo@NetBSD.ORG"
に送って下さい。そうすると、NetBSDのためのメーリングリストに関する説明が
返信されます。あなたは、"current-users" メーリングリストを購読すると良いでしょう。
我々はこのメーリングリストを、"current"ツリーに何らかの特別な変更が加えられたとき
の連絡用に使います。
もし、あなたがソースツリーの個々の変更について知りたいなら、同じ場所で
運営されている、'source-changes'メーリングリストを購読してください。た
だしこれは気軽に行うものではありません。