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Packages.txt: 1.146 -> 1.150
Packages.txt: 1.146 -> 1.150 です。ツッコミをお願いします。
対応する原文の差分は
http://cvsweb.NetBSD.org/bsdweb.cgi/pkgsrc/Attic/Packages.txt.diff?r1=1.146&r2=1.150
です。
査読等の便のため、改行位置の調整はしていません。
(調整したうえでcommitします)
--- Packages.txt.orig Wed Oct 5 23:58:09 2005
+++ Packages.txt Mon Oct 10 19:16:15 2005
@@ -1,4 +1,4 @@
-# $NetBSD: Packages.txt,v 1.146 2001/03/23 17:11:17 skrll Exp $
+# $NetBSD: Packages.txt,v 1.150 2001/04/17 08:18:30 hubertf Exp $
# $Id: Packages.txt,v 1.13 2005/10/05 14:58:09 kano Exp $
###########################################################################
@@ -350,6 +350,21 @@
場所はどこか、および、どのユーザーにsuして'cvs update'をおこなうか、を決め
る設定ファイルです。
+ 3.2.1.3 pre-build.local
+ =======================
+
+バルクビルドでは、ビルド前の段階の最後に、
+サイト独自の作業を行なうよう設定することができます。
+pkgsrc/mk/bulkに``pre-build.local''ファイルがあると、
+ビルド前の段階の最後に、このファイルが(sh(1)スクリプトとして)実行されます。
+pre-build.localの使い方の例としては、このファイルに
+
+ echo "I do not have enough disk space to build this pig." \
+ > games/crafty-book-enormous/$BROKENF
+
+のような内容を書いておいて、
+3 Gb近くのディスク容量が必要な個々のパッケージの構築をしないようにする、
+というものがあります。
3.2.2 ほか、環境に関する考察
============================
@@ -586,9 +601,14 @@
くなってしまうので、一つのパッチファイルに、複数のファイルへの変更を入れる
のは止めてください。
+同様に、一つのファイルへのパッチあては最大一回とし、
+複数のパッチを使って複数回パッチをあててはいけません。
+もしファイルに複数のパッチが必要なら、それは一つのファイルにまとめるべきです。
+
一つ重要なこととして、NetBSD CVSツリーにチェックインした後に問題を引き起こ
すので、パッチファイルにRCS IDを含ませないように注意してください。これを避
-けるためには、diffを"-U 2"または"-U 1"オプションで使ってください。
+けるためには、diffを"-U 2"または"-U 1"オプションのどちらかを使ってください。
+あるいはpkgsrc/pkgdiffにある'pkgdiff'コマンドを使ってください。
この 2 段落で述べた問題に気を使いたくない場合は、pkgtools/pkgdiffパッケージ
のpkgdiffを使ってください。これはすべてのRCS Idをよきにはからってくれます。
@@ -1076,6 +1096,28 @@
X11PREFIXは、xpkgwedgeがインストールされていない場合は${X11BASE}となり、
xpkgwedgeがインストールされている場合は${LOCALBASE}となります。
+ * xpkgwedgeがインストールされている場合、パッケージによってインストール先が
+ X11BASEになったりLOCALBASEになったりすることがあります。
+ インストールされているパッケージのprefixを決めるために、EVAL_PREFIX定義を使うことができます。
+ この定義にDIRNAME=<package>の形式の組を書くと、
+ make(1)変数DIRNAMEが、インストールされているパッケージ<package>のprefixに設定されます。
+ そのパッケージがインストールされていない場合は${X11PREFIX}に設定されます。
+
+ 例を使って説明するのが一番いいでしょう。
+
+ 以下は、pkgsrc/wm/scwm/Makefileからの抜粋です。
+
+ EVAL_PREFIX+= GTKDIR=gtk+
+ CONFIGURE_ARGS+= --with-guile-prefix=${LOCALBASE} \
+ --with-gtk-prefix="${GTKDIR}" \
+ --enable-multibyte
+
+ EVAL_PREFIXを使って評価するパッケージに対して、
+ 以下のような定義を使ってデフォルトを定義することができます。
+
+ GTKDIR_DEFAULT= ${LOCALBASE}
+
+ ここで"GTKDIR"は、EVAL_PREFIXでの最初の定義の組に対応します。
7.2 主なターゲット
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@@ -1583,62 +1625,73 @@
NetBSDはFreeBSDのLIB_DEPENDS定義をもはや使用していません。ELF化されたNetBSD
のプラットフォーム上で問題が発生することがわかりました)。
-[以下の例において、BUILD_DEPENDSには、決められたフォーマットがあります。:<
-ファイル>:<作成するパッケージのディレクトリー> [:<段階>]。もし、<段階>が指
-定されていなければ、「install」がデフォルトとなります。ファイルが「/」を含
-む場合、それは通常ファイルとして解釈されます。そうでない場合は、実行可能ファ
-イルとしてあつかわれ、<ファイル>をさがすためにPATHが調べられます。もし、通
-常ファイルが見つからない、あるいは実行可能ファイルがパス内に存在しなければ、
-必要なパッケージが<作成するパッケージのディレクトリー>内のソースから作成さ
-れます。DEPENDS定義はパッケージ名(バージョン番号を含む)と、そのバージョンの
-パッケージがインストールされていない場合のために、作成するパッケージのディ
-レクトリーを指定します。]
-
-(a) パッケージを作成するために他のパッケージのファイルを必要とするなら、
-print/ghostscript5パッケージを参考にしてください。(作成中にjpegのソースが存
-在することを前提としています)
-
-BUILD_DEPENDS+= ../../graphics/jpeg/${WRKDIR:T}/jpeg-6a:../../graphics/jpeg:extract
-
-(b) パッケージを構築するために他のパッケージが必要なら、BUILD_DEPENDS定義を
-使ってください。ただし、上の説明とは異なり、「:extract」を指定してはいけま
-せん。print/lyxがよい例です。このパッケージは構築中にlatexのバイナリーを使
-用します。
+両定義の基本的な差異は、以下の通りです:
+DEPENDS定義では、その依存性がバイナリーパッケージ内に記録されますが、
+BUILD_DEPENDS定義では記録されません。
+
+つまり、あるパッケージが必要となるのが構築時だけである場合、
+そのパッケージはBUILD_DEPENDSとして書くべきです。
-BUILD_DEPENDS+= latex:../../print/teTeX
+BUILD_DEPENDSおよびDEPENDS定義の書式は以下の通りです:
-(c) もし、パッケージがリンクのためのライブラリーを必要とするなら、DEPENDS定
+ <pre-req-package-name>:../../<category>/<pre-req-package>
+
+なお、この"pre-req-package-name"のバージョン番号には、
+pkg_info(1)で説明されている各ワイルドカードを含めることができます。
+
+(a) パッケージを構築するために他のパッケージが必要なら、BUILD_DEPENDS定義を
+使ってください。
+
+ BUILD_DEPENDS+= autoconf-2.13:../../devel/autoconf
+
+(b) もし、パッケージがリンクのためのライブラリーを必要とするなら、DEPENDS定
義を使ってください。たとえば、print/lyxパッケージは、作成のためにxpmライブ
ラリーのバージョン3.4jを使用します。
-DEPENDS+= xpm-3.4j:../../graphics/xpm
+ DEPENDS+= xpm-3.4j:../../graphics/xpm
また、パッケージ依存関係にはワイルドカードを使うことができます。
-DEPENDS+= xpm-*:../../graphics/xpm
+ DEPENDS+= xpm-*:../../graphics/xpm
ワイルドカード依存関係は、バイナリー・パッケージを作る時には保持されること
に注意してください。依存関係はバイナリーパッケージのインストール時にチェッ
クされ、パターンにマッチするパッケージが使われます。ワイルドカード依存関係
-は、注意を払って使うよう気を付けてください。簡単な例として、Tkのあるバージョ
-ンがインストールされていることが必要なパッケージで、正確に注意を払われてい
-ないものを考えます。
+は、注意を払って使うよう気を付けてください。
-DEPENDS+= tk-*:../../x11/tk80
+たとえばあるパッケージが、Tkのいずれかのバージョンがインストールされていることを必要とし、
+特定バージョンのTkが必要なわけではないものとします。
+
+ DEPENDS+= tk-*:../../x11/tk80
という依存関係は、たとえばtk-postgresql-6.5.3にもマッチしますが、これは必要
なものではありません。*常に*、ワイルドカードがマッチすべきでないものには決
してマッチしないようにしてください。
-(d) もし、パッケージを実行するために、いくつかの実行可能ファイルが必要なら、
+ BUILD_DEPENDS+= perl-5.*:../../lang/perl
+
+(c) もし、パッケージを実行するために、いくつかの実行可能ファイルが必要なら、
DEPENDS定義を使ってください。print/lyxパッケージを実行する時には、teTexパッ
ケージ由来のlatex のバイナリーが実行可能でなければなりません。これは、以下
のように指定します。
-DEPENDS+= teTex-*:../../print/teTeX
+ DEPENDS+= teTex-*:../../print/teTeX
上述した、ワイルドカード依存関係に関する注意は、ここにも当てはまります。
+パッケージの構築用に別のパッケージに含まれるファイルが必要な場合は、
+print/ghostscript5パッケージの"do-configure"ターゲットの最初の部分をご覧ください
+(このパッケージは、構築の際にjpegのソースがソースの状態で存在することに依存しています)。
+
+ if [ ! -e ${BUILD_ROOT}/graphics/jpeg/${WRKDIR:T}/jpeg-6b ]; then \
+ cd ../../graphics/jpeg && ${MAKE} extract; \
+ fi
+
+また、便利に使うことができるBUILD_USES_MSGFMT定義にも注意してください。
+この定義は、基本システムにmsgfmt(1)があるかどうか調べて、
+ない場合はdevel/gettextパッケージをインストールします。
+
+
9.13 他のパッケージとの衝突
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@@ -1695,6 +1748,8 @@
は、そのマシンに"text"セット(nroffなど)がインストールされていないことを意味
しています。"text"セットをインストールしてください。
+このpkg_installパッケージの事例は、環境変数か/etc/mk.confのどちらかで
+NOMAN=YESを設定して回避することもできます。
9.17 既存パッケージ修正時に、バージョンを上げるにはどうするか
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