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Diskless NetBSD HOW-TO 序説 (sparc と sun3 固有な部分)

Sun Firmware 手順

どの Sun のマシンが netboot 可能か

すべての sparc と sun3 のワークステーションとサーバーは、内蔵ネット ワークインターフェース経由でのブートが可能です。ネットワークブート ストラップ手順は、適切なPROMコマンドを入力する事により開始 されます。使うべき PROM コマンドの正しいフォーマットは、PROM のバー ジョンに依存します(以下を参照してください)。

JavaStation のサポート機種は現在のところ、 JavaStation-1 と JavaStation-NC のふたつがあります。 JavaStation-1 の一部のユニットは OpenBoot PROM 2 を持っており、 こちらは以下に示す手順に従ってください。これ以外の JavaStation-1 とすべての JavaStation-NC ユニットは Open Firmware を持っています。これらでは、 Open Firmware ベースの JavaStation 向けの Diskless NetBSD HOW-TO ページをご覧ください。

sparc64 システムも、若干異なる方法でネットブートできます。 Open Firmware ベースの sparc64 向けの Diskless NetBSD HOW-TO ページをご覧ください。

イーサネットハードウェアアドレスの決定

電源をいれた時に、MAC アドレスが表示されるはずです。もし、 イーサネットアドレスが ff:ff:ff:ff:ff:ff と表示されたら、 NVRAM バッテリーがあがっています。 Sun NVRAM/Hostid FAQ を参照してください。NVRAM が動作しないと netboot する 事はできません。

RARP を使った IP アドレスの取得

ネットワーク経由でブートするように PROM コマンドを入力したら、ワーク ステーションは最初に、Reverse ARP (あるいは RARP) プロトコルを使い IP アドレスを取得しようとします。したがって、ワークステーションと同じネット ワークブロードキャストドメイン内のどこかでRARP サーバーを起動させる必要があります。電源を投入 した時、あるいはリセットした時に、マシンのイーサネットアドレス(RARP サー バーの設定に必要です)がバナーに表示されるはずです。

時々、rarpdサーバーの arp エントリーが間違っている事があります。 もし、このような現象が発生したら、以下のコマンドを実行する必要がありま す(rarpdサーバー上で):

# arp -s client.test.net CC:CC:CC:CC:CC:CC temp

注: もし、クライアントが rarpd サーバーを見つけることができな かったら、クライアントは気長に待ち続け、エラーメッセージはまったく表示 されません(rarpd ページに書かれています)。

ブートローダーのダウンロード

RARP フェーズが成功したら、ワークステーションの firmware は、TFTP プロトコルを使い、プログラムをダウン ロードします。これは、最初の RARP リクエストで返されたサーバー への TFTP コネクションを設定し、マシンの IP アドレスとアーキテク チャークラスを元にした名前のファイルを要求することによりおこなわ れます。Sun 3 (3/50 および 3/60 で確認) では、 このファイル名にアーキテクチャークラスを付けないことがあります。

ブートローダーの名前

netboot するマシンは、tftp を使い、以下の名前のファイルを要求します:

このファイル名の計算には、以下のように bc(1) が使えます:
$ bc
obase=16
192
C0
168
A8
1
1
10
A
quit
よって、 192.168.1.10 という IP アドレスが割り振られた sun4c マシンおよび新しい sun3 マシンは、 `C0A8010A.SUN4C' のようなファイルを TFTP で要求しますが、 同じ IP アドレスの古い sun3 マシンは、 `C0A8010A' を要求します。

通常、このファイルは適切なセカンドステージブートプログラムをさすシンボ リックリンクになるよう TFTP サーバー上で設定されています。もちろん、この ファイルは TFTP daemon が見つけることができる場所に存在する必要があります (多くの TFTP daemon は chroot された環境で動いている事を忘れないでください)。 NetBSD の配布物の中の installation/netboot/boot.net (sparc) または installation/netboot/netboot (sun3) に、セカンドステージブートプログラムがあります。

Firmware コマンド

コマンドは Openboot firmware のバージョンによって異なります。 ロードするカーネルと他の引数は、コマンドラインの最後に指定することに より、ブートローダーに渡すことができます。

バージョン 1 Openboot firmware

ネットワークデバイスによるブートストラップ手順の初期化するためには、 以下の文法を使用してください:

完全な文法は:

バージョン 2 Openboot firmware

`boot' コマンドの、ブートデバイスを指定する一般的な文法を 使います。

設定を始める (次の順番に読むのが良いでしょう):

NetBSD 配布物から、 installation/netboot/boot.net を取得してください。 これは TFTP で送られるものです。それから、先に ブートローダーの名前 セクションで記述したように、 このファイルを適切な名前で /tftpboot にコピーしてください。

  1. rarp
  2. bootparams (sun3 のみ)
  3. tftpd
  4. nfs
  5. クライアントのファイルシステム
  6. 終了

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